2012年3月11日 (日)

SEIKO 5 SPORTS SARZ010

 SEIKO 5 SPORTS SARZ010を、2012年2月初旬に買いました。
 ぜんまい動力の腕時計です。ヨドバシカメラで、三割引の22200円(+10%ポイント発生)でした。

SARZ010 |ラインアップ|メカニカルシリーズ|製品ラインアップ|セイコーウオッチ株式会社
http://www.seiko-watch.co.jp/p_search/detail/do.php?no=SARZ010
★イソザキ時計宝石店★マイスター公認高級時計師(CMW)がいる最高技術の店(SEIKO MECHANICAL(セイコーメカニカル)-SARZ010)
http://www.isozaki-tokei.com/seiko-sarz010.htm

<SEIKO 5とは>
 長らく海外販売のみされていた、セイコーぜんまい腕時計の廉価ブランドがSEIKO 5。以前は国内販売してたらしいが、セイコー自身が開発したクォーツ腕時計を普及させた1970年代(?)より後は。
 やがてセイコーは、ぜんまい腕時計そのものを国内販売しなくなります。しかしバブル景気以降の海外ブランドぜんまい腕時計の再評価と(単価・利幅が大きい)売り上げ増を受け、1988年にグランドセイコー──最高級ブランドで国内ぜんまい腕時計の販売を復活させます。そして2004年ぐらい(?)には5万円未満でも国内ぜんまい時計が復活し、数年前(?)には最廉価のSEIKO 5にまで降りてきました。
 国内復活前の逆輸入SEIKO 5は、わたしも一本だけ持っています。曜日表示が、アラビア/イギリス語。自動巻きのみで手巻きが出来ず、ハックも不可なモデル(Cal.7S36)を。パワーリザーヴ(動力持続時間)もやや少なく、金曜夜に外して置いたら月曜朝を待たずに止まってしまう。今回のSARZ010は手巻き・ハックは可能ですが、パワーリザーヴの少なさは引き継いでいて……。

<外観など>
Sarz010_1 ステンレス無垢で、でかくて重いです!いわゆる“デカ厚”ほどじゃないけど。回転ベゼル径が約42mm。厚みが約17mm。重さが150g強(ブレスレットこま5個(20g強)外し時)。重めの腕時計が駄目な方は、常用できないでしょうね(わたしは平気)。手持ちの最も重いの(総ステンレス製KINETICダイヴァーズ)を約20g上回るだけだけど、体感的にはえらい違いです……。
 「セイコー創業130周年記念限定モデル」(1881年創業)なる本機。「日本文化を象徴する「桜」をモチーフにした」という色は、ピンクゴールド(竜頭、回転ベゼル側面、インデックス、針など)+茶色(回転ベゼル側面、文字盤)+銃鉄色(ケース、弓環、ブレスレット)。ステンレス無地は、三つ折れ部の隠れるプレス板および裏蓋ベゼルのみ。

Sarz010_2 クリック無し無段階の、ワールドタイマー回転ベゼル。都市名を印字したリング(?)上に、透明樹脂をかぶせたと思しい。しぶい色や竜頭ガードが無いのも相まって、古風なパイロット・ウォッチっぽい外観です(革ベルトじゃないけどね)。
 ガラスは、緩球面の「カーブガラス」。欠けやすいミネラル・ガラスじゃなくて良かった(笑)。
 文字盤は紋様なしで、アルマイト処理したものかしら?インデックスは、コの字型プレス板をかぶせたもの。小さな時表示ドット蓄光を、半分ほど陰に隠してます。針の蓄光は、秒針は針先・時分針はたっぷり。
 12時インデックス下に、「SEIKO」植字と「5」エンブレムと「SPORTS」の描き文字。曜日表示は日本語/イギリス語。

Sarz010_3 裏蓋は、真ん中がガラス(ハードレックス?)。いわゆる、シースルー・バック。ガラスに、10気圧防水なる旨および「SPECIAL EDITION」の印字あり。
 ムーヴメント(中身の機械)は、型番4R36。前に紹介したムーヴメント6R15を下回る(?)、セイコーぜんまい腕時計の国内向けでは最も安価な機械でしょう。自動巻き+手巻き+ハック(秒針停止)+曜日・カレンダー表示。最大巻上げ時、公称41h駆動。回転錘(一番手前の半月盤。回転により、ぜんまいを巻き上げる)には、4R36Aの印字が見て取れます。
 ムーヴメントのパッと見──輪列・地板・上板・回転錘などの──は、素人目には6R15とほぼ同じ。コート・ド・ジュネーブなど、飾り紋様は皆無ですけど(むしろ良い)。

Sarz010_4 ブレスレット(とケース)は、硬質コーティングらしいです。カタログやサイト写真だと艶消し黒っぽいけど、実際は焦げ茶っぽい半光沢の銃鉄色かな。
 こまは、左右・中ともに無垢。側面のパーティング・ライン消しがまちまちで、写真でもバックル右こまにラインがはっきり見て取れますね。板を折り曲げたのかと思ったよ(笑)。
 バックルはプッシュ解除式。こま締結は、シンプルな割りピン式。

<精度>※約10日間で、装着・平置きが半々ぐらいの場合。
 装着時(自動巻きのみ)は、ほぼ+-0秒。平置き(手巻きのみで、巻き数は適当)は、+3~+6秒。公称日差+45~-35秒だから、なかなか優秀ですね。
 (適当に)いっぱいに巻き上げてから、平置き放置して約45.5hで止まりました。

<総評>
 値段は、カシオの国内版G-SHOCKに毛が生えたぐらい。でも外見は、なかなかカッコいいと思います。迷ったけど、買って大満足。
 値段の割に、分かりやすい安っぽさも無いしね。シースルー・バックと、上記のパーティン・グライン消しは別として(笑)。

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2011年3月20日 (日)

ミリタリーウォッチ スペシャル

Militarywatchsp 「ミリタリーウォッチ スペシャル」(ホビージャパンMOOK)を読みました。2010年12月頭に出たのを。
 軍用および、軍用テイスト(?)腕時計のムック。主に現行品が、本書では取り上げらてます。

 軍用品らしく(?)、ぜんまい式の場合の中身機械について云々したりしません。キャリバー名も、ほとんど書かれておらず。
 いまの流行(?)は、主にクォーツ式三種類のよう。トリチウム夜光アナログ、充電式LED内蔵アナログ、カシオ製ディジタルの。

●トリチウム夜光アナログ
 LUMINOXやTRASERやniteなど。蓄光塗料ではなく、自己発光のマイクロカプセル──放射性物質トリチウムのガスを充填した──を文字盤・針に取り付けた。これらは、存在は知ってました。
●充電式LED内蔵アナログ
 MTMの独壇場?サーチライト的に使える、強力なLED複数──時計機能とは別電源の──を文字盤に取り付けた。これは知りませんでした。
 MTMは、アメリカTVドラマ『24』の主役が使ってたそう。他の映画・TVドラマなどでも。欲しいなと思うけど、十万円前後は出せないねぇ。機能的に。
●カシオ製ディジタル
 Gショックやプロトレック。どちらも軍用じゃないけど、実際にアメリカ兵などが使っている。耐低温仕様Gショックとかあるんだね。
 プロトレックは、トレッキング用途に作られたもの。方位・気圧(標高)・温度センサーなどを備えた。これが最も欲しいなあ。ディジタルなら、高くて五万円前後だし。まあ、すぐには買えないけど。必要も無いし(笑)。

 他には、AVIATOR(アヴィアトール)製ウイングス──ロシア製パイロットウォッチが面白かった。ぜんまい式ストップウォッチに、革ベルトを付けただけのような外観で。
 薀蓄では、腕時計のミルスペック(アメリカ軍用品規格)についての記事も。仕様をみたしていれば、ぜんまい式だろうがクォーツ式だろうが中の機械を問わないそうね。建て前的には。

 腕時計の書籍としては内容が薄いけど、それなりにカタログ的に楽しめました。

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2010年5月21日 (金)

シチズン、ぜんまい腕時計を30年ぶりに国内向け復活。

 シチズンが国内向けに、ぜんまい腕時計を(電磁テンプ式を除いて?)30年ぶりに販売するそうです。

トピックス(製品と技術) 2010年5月14日[CITIZEN-シチズン腕時計]
http://citizen.jp/topics/2010/20100514.html

 「ザ・シチズン」より、294000円で販売とのこと。メーカー最高級ラインにしては、値ごろ感がありますね。中味詳細が分からないけど、同じく国産メーカー最高ラインのグランド・セイコーに比べて。
 かたくなに国内向けに造ってなかったので──海外向けには中味機械をMIYOTAブランドで供給?──、逆に驚きです。いまさら「エコ」理由って……。

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2009年5月 6日 (水)

徳永幾男『セイコー特殊時計開発物語』

Seikospecialwatches 徳永幾男『セイコー特殊時計開発物語』(ワールドフォトプレス)を読みました。徳永さんは、1970年に諏訪精工舎(現・セイコーエプソン)に入社し、長年にわたり腕時計の開発技術者をされていた方。
 「セイコー最高!」とは言わないけど(笑)、所持腕時計5/8本がセイコー製とあっては素通りできません。(←悪文だ)

徳永時計開発室
http://www.tokunaga.ne.jp/

 かつて「watch BEAT」に連載されていた記事、「国産レジェンド 世界に誇るセイコーの技術秘話」に似通った内容。図・写真も豊富な。しかしイコールではなく、過不足があります。
 セイコー腕時計の、特許技術・登録意匠などが紹介されています。徳永さんが手がけたものに限らず。
 なおセイコー腕時計の開発・製造は、第二精工舎(現・セイコーインスツル)も行っています。

 紹介腕時計の中で、下記のものなどが印象的でした。
ランドマスター植村直己モデル(キネティック)(2000年)
 「ケース及びバンド部をオールセラミックス仕様とした」、AGS(現・KINETIC)──回転錘で自動発電する腕時計。GMT針(24h針)付き。
 2003年には未だ新品で売ってたので、お金があったら欲しかったなー。定価30万円だけど……(笑)。
●アナログ深海ウォッチ各種
 スペック上のみならず、“実際に使われている”深海ウォッチとしては世界最強でしょうね。「プロフェッショナルダイバー600m(メカ)」(1975年)でデザインがほぼ完成し、「プロフェッショナルダイバー1000m(クオーツ)」(1986年)に至り今も連綿と続いている。
 なお、SBDX001やSBDW015には全く触れられていません(笑)。
フライトマスター(キネティック)(1996年)
 すごいところは無いけど、所有しているので(笑)。わが品は「KINETIC」銘で、中身はランドマスター植村直己モデルと同じ5M65。
●TVウォッチ(1982年)
 文字盤大のモノクローム液晶が、TVディスプレイ。でもウォークマン大の、有線接続レシーヴァー付き(笑)。
●復刻版クォーツアストロン(2000年)
 世界初のクォーツ腕時計であるクォーツアストロン(1969)に、形を似せたもの。中身は、グランドセイコー(セイコー最高級ブランド)に用いられてる9F61。
 オリジナルは「金無垢」(って24金?)だそうで、当時45万円。復刻版は「18Kイエローゴールド」で、70万円。オリジナルは、中身“も”超高額だったのね(国産時計としては)。

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2008年8月 3日 (日)

YOKOHAMA A.V.S. オートマチック クロノグラフ

 YOKOHAMA A.V.S. オートマチック クロノグラフ AVS001SWHを、七月初旬に買いました。クロノグラフとは「ストップウォッチ機能を持つ時計」のことだそう。したがって、G-SHOCKなども定義上は合致しますね。
 搭載ムーヴメントは、ETA(スイス)のCal.7750(スイングピニオン方式&作動カム式)。なのに、なんと52000円!(送料込み)Cal.7750搭載の最も安価な腕時計の、1/3強の値段でしょう。
 しかし、取扱説明書の奥付が1998年2月。十年物のデッドストック──死蔵品だったのでした(笑)。
 当初不具合が出ましたが、お店の誠実な対応により事なきを得ました。(後述します)

店長室 当方初の変り種本格的機械式クロノグラフ3種
http://tencho.air-nifty.com/blog/2008/06/post_ad5a.html
Mr.Shop 時計屋さん
http://homepage2.nifty.com/tencho/mr-shop/wachi.htm

Avs001swt1 今回は迷わず、ステンレスケース&白文字盤&黒皮ベルトを選択(←現在売り切れ)。文字盤はギョシェ仕上げ(細かい三角凹凸)。インダイアルは、同心円模様。文字盤外周は、タキ・メーター。
 曜日表示が可能なムーヴメントですが、本時計ではオミットされています。BREITLINGの旧NAVITIMER(Cal.7750改造ムーヴメント搭載)なども同様で珍しくないけど、ちょっと残念。
 インダイアルは、9時位置が時計秒針。いわゆる、スモール・セコンド。12時位置がクロノグラフ30分計(ステップ運針)。一時間で二周します。6時位置がクロノグラフ12時間計(スイープ運針)。クロノグラフ秒針は、中三針時計(普通のアナログ時計)の秒針の位置。
 2時位置ボタンが、クロノグラフのスタート/ストップ。4時位置ボタンが、クロノグラフのリセット。リセットしなければ、一時停止から計測再開できます。スプリット計測は不可。
 写真のクロノグラフ積算時間は、10時間9分34秒弱。ストップしてリセットすると、各クロノグラフ針は0位置に戻ります。

Avs001swt3Avs001swt2 なんと木箱入り!(笑)安い木でしょうけど。
 そしてDバックル。バックル外側に、A.V.S.ロゴが彫ってあります。ベルト皮は硬いです。元々そうなのか、年月を経たせいか。曲がり癖が、くっきり付いています。

Avs001swt4 竜頭(非ねじ込み式)は、たまねぎ型。小ぶりで薄いので、手巻きはしにくいです。
 Cal.7750は、回転錘をのぞいてノーマル仕上げのよう。回転錘の内円部はペルラージュ仕上げで、A.V.S.ロゴが入ってます。ぜんまい巻上げは、回転錘の(裏から見て)時計回りだけのようです。逆方向には、ぐるんぐるん回りますので(笑)。
 ベルトを外した時計本体の重さは、約70gでした。

Avs001swt5 テンプの動きだけでなく、ガンギ車や四番車(?)がチコチコ動くのも見えます。クロノグラフのボタンを押すと、レヴァーやカムなどが動くのも見れます。
 さすがに高級感は無いけど、くさっても機械式──非電気制御/動力のクロノグラフ。良いですねぇ。最も普及している──つまり高級品ではない、クロノグラフ・ムーヴメントですけど。

U09690871918  皮ベルトは、MORELLATO(イタリア)のカーフ製に変えました。オリジナルは硬いってのもあるけど、珍品でスペアが入手困難かもしれませんからね。
 選んだベルトU0969 087は、スタンダードな──最も安価な型押し模様が無いタイプ。Amazonで買いました。やわらかい皮で、とりあえず満足。裏地に汗染み跡が、くっきり残りますけど(笑)。
 Dバックルは移植せず、ピン・バックルのまま使用。Dバックルじゃ、平置きしにくいですから。
U0969087 ベルトの付属品として、ばね棒外し道具と金色ピン・バックルが入ってました。焦点がボケてますが、道具の奥側がY字状先端。

 冒頭で触れた「不具合」とは、クロノグラフ30分計の針“のみ”が途中で止まってしまっていたこと。クロノグラフ秒・時間針は、動き続けるのに。ムーヴメントの組み方などによっては、そういうこともあるようです。
 購入店に相談したところ、タグなどを外さず腕巻きもしていなかったので、別の新品をチェックした上で交換して下さることとなりました。同色の在庫品をチェックされたところ、クロノグラフ動作は問題なかったものの、歩度──時計の精度にやや多めの姿勢差(ぜんまい時計の置き方(上下/表裏など)により起きる、歩度の違い)が出たとのこと。それで新品を取り寄せて、再度チェックしてくれました。再到着したものの精度ですが、+2~3秒/日と安定しています。
 もし使用していたのなら、修理に出してムーヴメントの交換またはオーヴァー・ホールされる積りだったとのこと。以上の対応内容は、格別の交渉も無く提示されました。
 不具合通知→返品→商品再到着の期間は、約一週間。すばらしい不具合対応です。

 平置き放置してから、約48hで止まりました。クロノグラフを作動させたままだと、約38hで。
 ほとんど実用性の無い、ぜんまい式クロノグラフ。でも満足▽

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2008年4月30日 (水)

SEIKO メカニカル SARB031

 SEIKO メカニカル SARB031を、三月初旬に買いました。ぜんまい動力の腕時計です。
 元々は黒皮ベルトなんですが、同機種別型番の金属ブレスレットを部品注文し、交換しました。ヨドバシカメラで、時計が三割引の35200円(+13%ポイント発生)。ブレスレットは、おそらく定価の11812円(+13%ポイント発生)。

メカニカル SARB031 製品詳細 - セイコーウオッチ株式会社
http://www.seiko-watch.co.jp/p_search/detail/do.php?no=SARB031
★イソザキ時計宝石店★マイスター公認高級時計師(CMW)がいる最高技術の店(SEIKO MECHANICAL(セイコーメカニカル)-SARB031)
http://www.isozaki-tokei.com/seiko-sarb031.htm

Sarb031_1 上記イソザキさんサイトで写真を見、興味を惹かれました。「ボックス型ガラス」に、おおっと思ったんですね。
 最初はSARB030(金メッキ+茶皮ベルト)に、とても惹かれました。しかし普段使いをするなら──ずっと普段使いにはしないつもりだけど──、やはり金属ブレスレットのほうがいい。手を洗うにも、多少は気を使っちゃいますし。金メッキ本体に、ステンレス・ブレスレットを合わせるのも考えました。でも、さすがにねぇ……。
 普段使いを考えなければ、金メッキ+茶皮ベルトが最高なんですけどね。と後悔を引きずるかと懸念してましたが、いまは現コンビネーションに大満足(笑)。

Sarb031_2 で、その「ボックス型ガラス」。バブル・バック(ROLEX)ならぬ、バブル・トップですね。上の写真でも外周のゆがみ(じゃないけど)が見て取れますが、横方向から見るとこんなです。金だらいを、さかさまに被せたみたい(笑)。
 ガラスは、ハードレックス。サファイア・ガラスより表面硬度は低い──傷つきやすいそうですが、粘りがある──割れにくいそうな。ベゼル(ガラスを押さえつける、外縁リング)が無く、ガラスの高さもあるので、外縁も平面もぶつけちゃいそうですね。でも、杞憂でした。
 見にくいですが、ラグ(ベルト/ブレスレットと本体を接続する部分)外側に、ばね棒の穴の貫通が見て取れます。ラグ外側から、ばね棒を押せます。

Sarb031_3 正面から見れば、当然ゆがんで見えません。そもそも、普通は斜めから見ませんし(笑)。
 正面から見ると、変哲も無い平凡なデザイン。しかしベゼルが無い=文字盤が大きいので、実際より大きく見え、とても判読性が良いです。あとラグが板状に細いのも、より文字盤を目立たせてますね。(白文字盤といい、ちょっぴりIWCポート・フィノみたい)
 蓄光(いわゆる夜光)塗料は、まったく無し。でも文字盤と針・インデックスの色合い(?)により、真の暗闇でなければ苦もなく読み取れます。根元が太くて先端まで一直線に細まる時分針も、一瞬の判読性に一役買ってます。やっぱり、コンヴェンショナルなデザインは伊達じゃない。
 元から金属ブレスレットのSARB027を選ばなかったのは、SARB031のクリームホワイト文字盤が、SARB027のシルバー文字盤より良かったから。実際に見比べてみて。「クリームホワイト」といっても実際はパール・ホワイトっぽく、「シルバー」といっても実際はシルバー・ホワイト──アルミ梨地っぽい。まあ、わずかな違いですね(笑)。

Sarb031_4 裏蓋は、真ん中がハードレックス。いわゆる、シースルー・バック。中身が覗き見えますが、美しい機械でもなく特段うれしくもなし(笑)。
 ムーヴメント(中身の機械)は、型番6R15。SEIKOぜんまい腕時計の国内向けの中では、最も安価な機械でしょう。自動巻き+手巻き+ハック(秒針停止)+カレンダー表示。最大巻上げ時、50h駆動。回転錘(一番手前の半月盤。回転により、ぜんまいを巻き上げる)の刻印を見るに、末尾B型のマイナー・チェンジ版。回転錘に、コート・ド・ジュネーブ紋様が見て取れます(写真は正面からなので、分かりにくい)。それが、かえって安っぽく見えます(笑)。
 写真で上部の小円──中心軸受けが赤いルビーの──が、てんぷ。柱時計の振り子に相当する、時計の精度をつかさどる部分です。ひげぜんまい(動力ぜんまいとは別もので、すごく細い)が渦を巻いてますが、動いているので写真ではぶれてます。6振動のロー・ビート。いまは8振動の腕時計が多く、10振動以上のものはハイ・ビート。振動数が上がるほど、精度が上がる──姿勢変化など外部の影響を受けにくくなるそうな。その分、てんぷの磨耗も進むらしいけど。

Sarb031_5 ブレスレットの三つ折れ部は、プレス板ではなくソリッド(無垢)。伊達に高くないです。
 ブレスレットの駒も、すべてソリッド。弓冠(ブレスレットと本体の繋ぎ目)も。平面部はヘアライン(筋目)仕上げで、側面はポリッシュ(光沢)仕上げ。駒には筋彫りは無く、駒割りはROLEXデイトナ(三つ目のクロノグラフ)に似てるかしら。
 ばね棒がラグ穴の一つに嵌りにくく──ばね縮み先端が伸びにくく、苦労しました。

Sarb031_6 元々の皮ベルト。カーフ(子牛)皮ですが、表面に爬虫類っぽい(?)型押し(筋模様)が有ります。長いほうは裏面。金属ブレスレット・モデル(027,029)と皮ベルト・モデル(030,031)の定価差額は、たった2100円。そんなに価値のありそうな、皮ベルトには見えないんですけどねぇ……(笑)。
 全ステンレス金属ブレスレットは、全部で約85g。縮めるために外した分の駒が、20g弱。時計本体は、50gぐらい。ブレスレットの駒締結は、割りピンではなく棒+嵌合部品。嵌合部品は、小さい板を丸めたもの。早速、一つ飛ばして無くしちゃいました。

 同じ中身(6R15)なら、SCVS013の方が諸元が上でしょう。サファイア・ガラスだし(裏はハードレックス)、10気圧防水(SARB031は5気圧防水)だし。定価も一万数千円は安く、格好だっていい。
 ただ、ブルー・スチールの針と白い文字盤って、やっぱりNOMOSに見えちゃいます。それに一秒の間の細かい目盛りって、かえって判読に邪魔なんですよ。

 精度。一日で、どれだけ進み/遅れが生じるか。
 金属ブレスレットが入荷するまで、腕に巻かず平置きしてました。試行錯誤して、手巻きを一日一回30回転ほどで運用。ぜんまい時計を手巻きするのは、ン十年以上ぶりです(笑)。竜頭を巻く感触、いいものですねぇ。
 で、平置き手巻きの精度は、最後の約10日間で-1~+5秒。+1,+2秒が二回ずつで、他は一回ずつ。
 購入三週間後に金属ブレスレットに交換し、腕に巻くように──手巻きをしなくなりました。入浴中(と直前の洗濯中)と就寝中を除き、腕巻きしていました。
 で、腕巻き自動巻きの精度は、約一ヶ月で+-0~+16秒。もっとも、10秒以上進んだのは最初の約一週間だけ。その後の約三週間は、5秒以上の進みは二日だけ。機械の“あたり”がついたのか、はたまた気候条件が出荷時の調整に合っていたのか。
 放置してから、約55hで止まりました。50hを超えてからの精度は、確認していません。

 上にも書きましたが、大満足。勇気をくれたりモチヴェーションが上がったりはしませんが──そういうことを腕時計好きのタレントなどが言うのだ(笑)──、最も好きな腕時計になりました。
 でも普段使いは、KINETIC二本(5M63,5M65)体制に戻します。あらの多いKINETICですけど、いとおしいんですよ……。

# 本物──良いものを知らないって、幸せなことですねぇ(笑)。

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2008年2月21日 (木)

GW-M5600-1JFマルチバンド5搭載

 G-SHOCK「スピードモデル」タイプ──というかG-SHOCK「初号機」タイプ?──の最新GW-M5600-1JFが、案の定マルチバンド5搭載と相成りました。

ORIGIN - [G-SHOCK.JP]
http://g-shock.jp/origin/
www.g-shock.jp
http://g-shock.jp/new/2008_02/gshock_theg.html

 あと数ヶ月早く、GW-5500-1JFを買う前だったらなあ……。

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2007年12月 9日 (日)

G-SHOCK GW-5500-1JF

 G-SHOCK GW-5500-1JF──「G-SHOCK II」タイプ最新(2007年2月発売)──を買いました。ムックを読んで物色したとおりに。
 ヨドバシカメラで、三割引の15400円(+13%ポイント発生)でした。(ビックカメラも、同額の同率ポイント)

 通販サイトなどでの仕様記述からは読み取れないことを主に、以下は書きます。G-SHOCKを所持している/していた方には、当たり前のことかもしれませんけど。

Gw5500_1 なるべく沢山の表示項目が点灯するようにして、撮影しました(笑)。
 曜日の左の「RCVD」は、同日に電波受信し時刻修正できたという意味。自動でも手動でも。自動設定だと毎日深夜0~5時に“最大”六回一時間毎に、時刻電波受信を行います。成功すると同日は、以降は自動受信しません。(受信しやすいように、窓際に置いとけって……。ちなみに同じくCASIO製の目覚まし時計より、受信感度は良いです)
 曜日の左の「PS」は、パワーセービング設定オンの意味。22~6時の間に暗所に一時間放置していると、表示スリープ(「PS」だけが、ゆっくり点滅)に入ります。一旦入ると、上記時間外でも薄暗い場所に放置していれば表示スリープのままです。表示スリープで6~7日経過すると(あいまいだね)、機能スリープ(アラーム・時刻自動修正などが無効で、時刻機能だけ生きてる状態)に入るそうです。
 時(じ)の左の「P」は、午後の意味。午前中あるいは24時間表示設定のときは、無点灯です。
 月日の下の「♪に消し線」は、操作音オフの意味。アラーム、時報、減算タイムアップを除いて無音となります。
 秒の上の「A.EL」は、フルオートELライトがオンの意味。文字盤が手首の内側だと、見る動作──手首をかえしても点灯させられないそうな(笑)。暗所でははっきり読み取れますが、日中に手動でライトオンしても分からないぐらいの明るさです。
 時・分(の十の位)の下の横棒三本は、アラーム・オン、時報オン、スヌーズ・オンの意味。アラーム時間設定は五つ。一番目だけ、スヌーズの設定が可能。時報は、0分時のみ。
 分(の一の位)・秒の下の横棒は、二次電池の充電レヴェル表示。現在は最大。レヴェルが下がるごとに、機能制限が増えるそうです。

Gw5500_2 ワールドタイム表示。「NYC」はニューヨークだそうだが、二文字でいいのに。「LAX」がロスアンジェルスで「SEL」がソウルなど、これらは一般的な略称なのでしょうか?48都市中、直感的に分かるのは10もありませんでした。

Gw5500_3 裏蓋。ねじ込み式(スクリュー・バック)ではなく、ねじ止め式。「MAID IN THAILAND」で、「ASSEMBLED IN KOREA」だったCASIO計算機ウォッチと違いますね。
 ボタンのマッドレジスト構造が、表からよりもはっきりと分かります。この薄からぬ覆いのせいで、ボタン押下は予想通り分かりにくいです。操作音なしボタンの長押しなど特に。(ボタンの感触は、マッドマン(MUDMAN)も良くないらしい)
 ばね棒が少し見えますね。ねじ止めが側面にもあり、バンドはスウィングしませんけど。

Gw5500_4 引いてますが、バンドとケースのねじ止めが分かりますでしょうか。このように、落としてもケース裏面がガツンと当たらないようにしているんですね。
 あと、尾錠が二本爪ですね。

 ストップウォッチは、1000時間-1秒──約41.5日(笑)──まで計れます。-5秒からのカウントダウン・スタートは、3秒前から「ピッ、ピッ、ピッ、ピーン」と鳴ります。

 GW-5500-1JFと比べると、比較検討したGW-5600J-1JF──「スピードモデル」タイプ最新(2005年2月発売)──は下記の点で劣って(?)います。
●電波受信局が日本(二ヶ所)・アメリカ・イギリス・ドイツの五局に対して、日本・アメリカの三局。
●ワールドタイム48都市に対して、30都市。(タイムゾーン数は、どちらも29)
●ストップウォッチが24時間-1秒まで。(カウントダウンは不明)
●金属のボタンが剥き出し(?)。
●曜日・月日の同時表示、操作音オフが、多分できない。(違うかも)
 しかしどれも、際立った欠点ではないですね。ボタンの感触は、GW-5600J-1JFの方が上でしょうし。ケースの縦横もほぼ等長(45.4×46.2mm)で、横長のGW-5600J-1JF(50.2×43.0mm)よりもカッコいいですし。
 まあ普段時計にはしないつもりでしたし、いざ使うときまで南向き窓のカーテンレールに吊るしとこうかしら(笑)。

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2007年11月30日 (金)

G-SHOCK PERFECT BIBLE

Gshockbible  ムック「G-SHOCK PERFECT BIBLE」(学習研究社)を読みました。来年2008年のG-SHOCK発売25周年にちなんで、出たムックのようです。

 2003年初頭ぐらいから腕時計に興味を持ち出し(※)、それからG-SHOCKも漠然と欲しいと思っていました。それ以降、ぜんまい駆動が中心のアナログ腕時計の雑誌・ムックなどは少しく読みましたけど、G-SHOCKのそれらには運悪く出会えていません。2003年で20周年でしたから、前後に書籍類も出てたんでしょうけど……。
 というわけで、本ムックを読みました。G-SHOCKを所持したことが無く、ほとんど無知に等しかったので。

 結論から述べると、「G-SHOCK II」タイプ最新のGW-5500-1JF(旧型マッドレジスト、タフソーラー、マルチバンド5)が欲しくなりました。
 ムックを読んで欲しい/いらない仕様を下記のように整理し、そこから勘案して。

●欲しい仕様
1.タフソーラー(光発電&蓄電)
2.マルチバンド5(日本二ヶ所、アメリカ、ドイツ、イギリスの電波を受信する電波時計)
3.フルオートライト(暗所で腕を40度傾けると、バックライトが点灯。無効化も可)
4.カレンダー表示(通常の表示状態で)
●いらない仕様
1.アナログ針(液晶表示タイプなら、逆に欲しい)
2.金属製の外装

 ムックを読む前は、気温・気圧・高度・方位などが測れるの良いなと思ってました。でも、そういうのはプロトレックの範疇なんですね。G-SHOCKの中でも、温度が測れるのはありましたが。
 マッドレジスト(防塵・泥)は重視しないので、「スピードモデル」タイプ最新のGW-5600J-1JFがマルチバンド5なら、そちらでもいいんですけどね。気持ちが冷めないうちに、入手しようと思います。

※それまでは一本だけ腕時計を所持し、壊れたら次のを買うぐらいの感じ。よってG-SHOCK大流行のころも、まったく興味がありませんでした(ナイキの靴なども同じく無視)。
 いまは、アナログ・クォーツを三本、ぜんまい駆動を一本(以上四本、SEIKO製)、先ごろ買った計算機能付きディジタル(CASIO製)を一本持っています。全部を足しても、ローレックスの最も安い(?)エアキングにすら届かないでしょうけど(笑)。

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2007年10月23日 (火)

CASIO計算機ウォッチ

Ca53w CASIOの計算機能付きディジタル腕時計(CA-53W)を買いました。近所のバッタ屋さんで、2980円でした。
 韓国アッセンブル(組み立て)──いまどきの日本ブランドでは珍しい?──の海外向け製品で、取説にはアラビア語表記もあります。

 昔の欲しかった同種ウォッチへの憧れがあり、入手しました。いまさら、使い倒したりしないでしょうけどね。
 計算機能は、八桁の加減乗除のみ。直前入力訂正は可ですが、計算結果メモリーは不可。ボタンは、ボールペン蓋の先などが押しやすいです。指/爪先ではちょっとつらい。
 ベースのディジタル腕時計は、枯れてる廉価な機能のもの。カレンダーは、2079年までのフルオートですけど(普通?)。ねじ止め裏蓋の、生活防水レヴェル。リチウム電池式で、液晶ライトは無し。減算タイマーは無く、30分ごとの時報設定も不可。アラームは、スヌーズ機能がありません。側面ストップ・ウォッチ用ボタンは無く、左右下端ボタン(0と+)を使うので不便。デュアル・タイム機能は、いらないんだけどなあ……。

 電池切れ液漏れで駄目にしないよう、気をつけたいです。CASIOの地図計測/計算機能付きディジタル腕時計を、それで駄目にしてしまったので……(笑)。

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