2017年3月30日 (木)

森恒二『自殺島15』

Jisatsutou15 森恒二『自殺島15』(YOUNG ANIMAL COMICS)を読みました。前に紹介している漫画の、最新から二つ前の巻です。

 敵グループに総攻撃せんと、敵集落に乗り込む主役たち。しかし、もぬけの殻の敵地。総攻撃が読まれていて、逆に本拠(元校舎)を占拠されてしまう。逃げ遅れた留守番メンバーは、数名が人質に取られ数名が屋上に籠城。ここまでが前巻。

 籠城メンバーの救出および上下からの挟撃をせんと、夜間に屋上へと壁面を昇る主役たち3人。矢で紐を飛ばし、ロープを手繰らせ結ばせて。辛くも作戦は成功し──例によって裸の女(敵&味方)を盾にされたりしつつも──、籠城&人質メンバーを救出。
 手傷を負うも、独り逃げ出す敵リーダー。夜が明け、犬&3人と追撃する主役。犬と数の利で、流血させ海岸へと追いつめる。夕暮れ時、海へと逃げる敵リーダー。だがその海岸は、サメの出現ポイントであった。普通は人を襲わない2m大のサメだが、流血していると別らしく……。

# よく言われることだけど、(棒やパチンコなど)打撃で人を簡単に失神させられないよね……。

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2017年3月27日 (月)

木城ゆきと『銃夢火星戦記3』

Gunnmmc03 木城ゆきと『銃夢火星戦記3』(イブニングKCDX)を読みました。前に紹介している漫画の最新巻です。

 再び200年前に戻った本巻。陽子(ガリィ)の出番は少なめで、エーリカ及び新登場「仮面の怪人」をフィーチャー。ドクトルは退場(?)。そして物語は、「火星の秘宝」──財宝争奪戦の様相を帯びてくる。

 エーリカ宅に到着する、陽子とエーリカ(およびドクトル)。だが家は3ヶ月前に焼け落ち、同時に両親も死亡していた。自らの記憶を、改竄していたエーリカ。両親から受けた虐待──左下腕を父・左目を母のせいで失った──と、両親を間接・直接に殺した過去を思い出す。
 その頃、火星の大領主(または代理人)一同が3年毎の会議に集っていた。そこに乱入する「仮面の怪人」。周到な準備で臨んだ彼は、やすやすと一同を脅迫する。本会議の目的──衛星による太陽光照射の配分決定──に沿って、シドニア領から「反射権」すべてを取り上げて欲しいと……。
 失意のエーリカとは逆に、陽子には母親が名乗り出てくる。引き取られる陽子。市を出たエーリカとドクトルは、陽子を追う傭兵3人組の襲撃を受ける。そこに現れた、仮面の怪人。怪人はエーリカをさらうも、被弾した飛行隊は墜落。
 エーリカが持つ本──父が入手していた──を、奪うのみの積りだった怪人。その本と彼が持つ「黄金杖」が、「火星の秘宝」の在りかの鍵だと述べる怪人。その秘宝をめぐり、かつて陥れられ苦しんでいる彼。以来、その獲得と復讐に全てをかけているらしい。
 二人きりで救援を待つ中、親殺しを告白し懺悔するエーリカ。それを聞き、悔いる必要は無いと説く怪人。何がしかを感じ取った彼は、エーリカを自分に弟子入りさせる。曰く「悪の技術をすべてたたきこむ」と──。

 火星の秘宝──「不滅の秘薬」が、「屍人兵士(ネクロ・ソルジャー)」に繋がるのか。それとも、メトセラ技術に繋がるのか……。
 また1巻にも出てきたサイボーグ猛禽(?)は、3人組のものなのか否か……。

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2017年3月23日 (木)

稲葉そーへー『しらたまくん7』

Shiratamakun07 稲葉そーへー『しらたまくん7』(ヤングジャンプ コミックス)を読みました。前に紹介している漫画の、最新から二つ前の巻です。

 主役(ネコ)の妹(ヒト)が、同じ高校に推薦合格。あと体育マラソン、進路相談、進級などが学校イヴェント。
 でも出色は、迷い猫(雌)を一晩あずかるエピソードかしら。母親の「本当の兄妹みたいねー」との無邪気に言に、主役・妹ともどもゲンナリ(笑)。主役にベッタリくっ付くも、翌朝あっさり飼い主と帰ってしまう。

 猫トリヴィアは、発情期が年2回(2~4月&6~8月)、極端に持久走が苦手、花粉症になる等。
 あと作者の近況漫画で、飼い猫3兄妹が仲たがいしてしまったと。野良猫に威嚇され、長男猫の「転嫁攻撃性」が引き出されたことにより……。

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2017年3月20日 (月)

短編アニメーション映画『ダム・キーパー』

 短編アニメーション映画『ダム・キーパー』(18分弱)を観ました。Eテレでやっていたので。ロバート・コンドー/堤大介の共同監督の手による。

 絵本タッチ(?)で寓意的ながら、リアリティ溢るる本作。陳腐な感想だけど、子どもならではのシビアさが突き刺さる。主役が忌まれているのはダム・キーパーだからか、あるいは豚だからなのか……。

 主役は、子豚の「ダム・キーパー」。父から引き継いだと思しい、「町を暗闇から守る」仕事。幼いながらも独居し勤め、学校にも通っている。
 重要な仕事を、黙々と日々こなす主役。だが何故か、町の皆から忌み嫌われているらしい。大人には避けられ、学校では子どもらから意地悪・いじめを受ける毎日。
 そんなある日、子ぎつねの転校生がやって来る。絵が上手な子ぎつねは、そっと主役に手を差し伸べる。主役に仇なす子どもらや先生の、面白おかしい似顔絵を描いて。
 子ぎつねは、他の子どもらの人気も得ていた。人の輪の中心にいる子ぎつねが描く絵を、主役が覗き見るとそこには……。

 続編が作ら、且つ長編CGアニメーション化されると……。

「ダム・キーパー」最新作が制作決定 トンコハウス×Huluの新プロジェクトが始動  アニメ!アニメ!
http://animeanime.jp/article/2016/11/08/31240.html
「ダム・キーパー」新作長編映画に トンコハウスとフォックス・アニメーションが共同制作  アニメ!アニメ!
http://animeanime.jp/article/2016/11/17/31385.html

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2017年3月13日 (月)

せきはん(大森しんや)『グッバイエバーグリーン』

Goodbyeevergreen せきはん『グッバイエバーグリーン』(アース・スターコミックス)を読みました。
 かつて大森しんや名義で「RIDE」で連載(2012~2013年)されるも、休載が多く完結しなかった本作。既存エピソード13話に加え、最終話(16ページ)が描き下ろされ単行本化されました。

 カヴァー絵の通り(笑)、ヤマハSDR(2ストローク200cc独り乗り。1986~1988年生産)が主オートバイ。ノスタルジックだけど、作品テーマがノスタルジー(且つ未来志向?)だから鼻につかない。
 かつてバイク漫画家だった(?)作者らしく、さり気なくも的確なオートバイ描写。代表作『恋ヶ窪★ワークス』の主役&ボスも、1エピソードでゲスト登場。でもバイク漫画と言うより、オートバイが重要なアイテムだった片岡義男さんの小説の如き青春ストーリーかしら。甘酸っぱく、でも恋愛要素ほぼ皆無の(笑)。
 エピローグ(2年後?)も見事。青春の旅立ち(笑)の不安と希望を、さわやかに謳い上げて……。

 河口湖そば。主役は、高1女子。柔道に燃えていたが、入学早々(?)に左ひざを負傷し選手生命を絶たれたらしい。そんな彼女と弟は、2ヶ月前に亡くなった祖父の工房ハウスを隠れ家にしていた。
 日常に不自由しない程度(?)に、負傷も癒えた夏休み前。弟が隠れ家で、祖父が修理し終えていた品々を発見する。祖父は県内/近郊都県(?)から、古い思い出の機/器械(小物)を預かり修理していたのだ。なおかつ修理品を、自らヤマハYDS-1(1960年ごろ製?)に乗り届けると言う……。
 残された修理品を見て、自分が届けたいと思う主役。夏休みに普通二輪免許を取り、祖父のYDS-1も整備(してもらった)。お客の1人──浜松の高齢女性と連絡を取り、(亡き夫の)懐中時計をお届けして女性宅に一泊。意気揚々と帰途に就くも、もう一息の所でYDS-1が止まってしまい……。

 巻末には、コミックアース・スター(無料Webコミック)で連載中『のーどうでいず』第1話が。だからなのね(笑)。

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2017年3月 9日 (木)

芦奈野ひとし『コトノバドライブ3』

Kotonobadrive03 芦奈野ひとし『コトノバドライブ3』(アフタヌーンKC)を読みました。前に紹介している漫画の最新巻です。

 マスターの姪っ子(20歳弱?)と海に行ったり(非水着)、その姪っ子の児童ヴァージョンが出てきたり。あるいは、幼なじみ女子と鍋&グラッパ(イタリア産ブランデー)を飲み食いしたり。はたまた主役、将来について内心で独り言ちたり。
 「雪のにおい」について、独り言ちたりも。「雨のにおい」なら分かるけど、(作中の舞台が)雪国でもなさそうなのに感じるのかしら……。

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2017年3月 2日 (木)

森恒二『デストロイ アンド レボリューション8』

Dandr08 森恒二『デストロイ アンド レボリューション8』(ヤングジャンプ・コミックス)を読みました。前に紹介している漫画の、最新から一つ前の巻です。

 前巻でワンネスに触れた女性刑事を感知し、彼女の家に出現する美形男子。彼女が彼のカリスマ性に取り込まれそうになり、それを感知した地味男子も出現。「問う者」能力者たちも現れ、一触即発の事態に。
 なんとか衝突は免れたものの、地味男子の能力の強大さ──美形男子に勝るとも劣らない──に戦く新参の能力者たち。一部が共謀し、彼の暗殺計画を実行。力の差を考慮し、非能力による物理攻撃(刺傷)を用いて。
 計画どおりに進むも、致命傷を負った地味男子のワンネスが暴走。能力者2人を消失させ、1人は身体一部が欠損。暴走から我に返り、自身が行った攻撃および(文字どおり)致命傷を負った自身の回復に戦く地味男子。
 一方、ISSに居る美形男子。彼らをISSごと爆殺せんと──空間移動する暇を与えず──、補給を装ったスペース・シャトルがやって来て……。

 男性刑事による「問う者」否定ロジックは、イングランド保守主義のそれですね。フランス革命や共産主義に対して、歴史・慣習を無視した革命・急激な改革は失敗すると否定した。

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2017年2月26日 (日)

アニメーション映画『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』

 アニメーション映画『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』(2012年)の日本語吹き替え版を観ました。BSプレミアムでやっていたので。

 ベルギーの絵本を、フランスでアニメーション化したそうな。絵の具で淡く描いたイラストみたいな、2Dの絵で。
 ネズミ女児セレスティーヌはチャーミングだけど、クマおじさんアーネストの盆暗さはなー。規律よりも自由や友愛や芸術を貴ぶ、フランス流エスプリ(?)か知らんけど……。

 クマが地上・ネズミが地下で、それぞれ文明を築き暮らしている世界。互いを忌み恐れ、ほとんど交わらず並存してるらしい。
 地下世界の孤児院(?)に暮らす、ネズミ女児セレスティーヌ。クマと友だちになることを夢想し、こっそり好きな絵を描いている。院長(?)から、「大きな意地悪クマ」の話を散々聞かされつつ……。
 セレスティーヌたち孤児(?)の仕事は、夜に地上に出てクマの抜けた歯を集めること。それらはネズミの差し歯に転用され、特に乳歯が珍重されている。沢山の歯を集め、将来は歯医者に成れと言われる孤児たち。だがセレスティーヌは、大人には否定されるが絵をずっと描いていたかった。
 (地上の)街から独り離れて暮らす、クマおじさんアーネスト。まともに働かず(?)、家に食料ストックは皆無。朝から(?)街に出て路上で音楽を奏でるが、まったく相手にされない。挙げ句に、楽器を警察に没収されてしまう。むしゃくしゃして片っ端からゴミ箱をあさるが、食べられるものは無い。そうして開けたゴミ箱の一つて、セレスティーヌが眠っていた。アーネストに捕まり、自分を食べないでと懇願するセレスティーヌ。その代わりにと、お菓子屋さんの地下倉庫へと誘導し危険を逃れる彼女だった。
 難を逃れ、地下へと帰るセレスティーヌ。だが昨晩は(ゆえ有って)ゴミ箱に早い時間に閉じ込められたので、乳歯1個しか集められなかった。叱責され、隠し持つ絵についても咎められる。歯医者からは、歯を50本集めるまで帰って来るなと言われて……。
 一方のアーネスト。地下倉庫で菓子を食べまくり、そのまま午後まで爆睡。店主に見つかり、警察に通報され逮捕。再び地上に出て、その様子を見ていたセレスティーヌ。こっそり護送車に潜り込み、自分の頼みを聞いてくれたら助けるとアーネストを説得する。
 逃げ出すセレスティーヌとアーネスト。彼女の頼みは、お菓子屋さんの向かいの差し歯屋さん(?)──お菓子屋さん店主の妻が営むマッチ・ポンプ商売の(笑)──がストックする歯をごっそり盗み出すこと。量が多く独りでは持ちきれず、アーネストに地下世界まで運んでもらう。
 大量の歯を持ち帰り、大絶賛されるセレスティーヌ。だがアーネストが、地上に帰らず孤児院内で寝こけていた。大パニックになり、警察ネズミ大勢に追い回されるアーネスト。あきれつつ彼を、地上まで誘導するセレスティーヌ。しかし、地上に出ても追い回される2人。お菓子屋さんの商用バンを盗み、ほうほうの体でアーネストの家へと逃げ帰る。2人して、地上・地下からお尋ね者となって……。
 当初、セレスティーヌを家に入れまいとするアーネスト。彼女が地下室で寝ることで、なんとか折り合いをつける。だが翌日、互いの芸術志向を認め合って打ち解ける2人。しかし、地上・地下とも2人の捜査が続けられていて──。

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2017年2月23日 (木)

尾玉なみえ『よい子のための尾玉なみえ童話集2 雪の女王』

Namiedouwa02 尾玉なみえ『よい子のための尾玉なみえ童話集2 雪の女王』(シリウスKC)を読みました。前に紹介した漫画の最新巻です。

 前巻『1 人魚姫』に比べて、いま一つだったかしら。畳みかけるような終盤だった前巻に対して、放りっぱなしの如き本巻。カイ&ゲルダは、申し訳程度(?)に登場。人生訓の如き結末は、それはそれで味わい深かったけど……。

 割れた悪魔の鏡の欠片が、体内入り込んだ女子高生ユキ。それにより人と会話不能──動物と会話可能になり、引きこもりに。4匹の猫を従え、ミニマムな独り暮らし(生活費は成金の父親もち)の室内で「女王」として君臨する──(笑)

 悪魔がユキに投げつけた言葉、「平凡を憎みながら/平凡にどっぶりつかって/平凡に守られて」「てめえこそ/平凡of平凡だ」が沁みるー(笑)。

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2017年2月20日 (月)

手塚治虫(原案)/ゆうきまさみ(コンセプトワークス)/カサハラテツロー(漫画)『アトム ザ・ビギニング03』

Atomthebegin03 手塚治虫(原案)/ゆうきまさみ(コンセプトワークス)/カサハラテツロー(漫画)『アトム ザ・ビギニング03』(ヒーローズコミックス)を読みました。前に紹介している漫画の、最新から一つ前の巻です。

 冒頭は、天馬の5年前──「大災害」時の回想シーン。(消防が)両親が救出できず、それが超人の如きロボット開発を目指す端緒となったらしい。またA106が見た夢の如きでは、アトム誕生と思しい瞬間に例の髪型&あごひげ顔のシルエットが……。
 主役2人は、ロボット開発の目指す到達点について口論。お茶の水は「友達」、天馬は「神」の創造を志向していて……。
 作中および巻末おまけページで、AIについて概説。「チューリング・テスト」は聞いたことあるけど、「哲学的ゾンビ」の概念は知らなんだ……。

 無人島に現れた、バルト──マルス型の廉価版ロボット集団。A106らの危機に、ブレムナー伯爵および飛行ロボット「ノース」が救援に現われる。2体が協同してバルトを駆逐後、島の基地(?)に潜入。無人の内部で、コンピューター記録データをハッキング。それによるとは「大災害」は、「BUGS」なるの実証実験(?)による想定を超えた結果──人為的に起きたものだったらしく……。(ここまで前巻)
 だが間もなく、基地が自爆モードへと移行。(大きくて入れず)待機していたノースに天馬・お茶の水・ブレムナーを託すも、A106は間に合わず吹っ飛ぶ島もろとも海中へ……。浸水によるオシャカ寸前で、ノースが“自発的に”救出。その際にA106は、自分の手が人間の様になった夢の如きを見て……。
 帰還後、学内で拉致されそうになる2人。A106が防ぐも、銃撃にさらされる。そこに救出に現れたのは、佐流田教授(は直前に登場)の娘。「国際犯罪調査機構」の特殊捜査部員で、日本政府も調査対象だと述べて……。

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