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2017年3月13日 (月)

せきはん(大森しんや)『グッバイエバーグリーン』

Goodbyeevergreen せきはん『グッバイエバーグリーン』(アース・スターコミックス)を読みました。
 かつて大森しんや名義で「RIDE」で連載(2012~2013年)されるも、休載が多く完結しなかった本作。既存エピソード13話に加え、最終話(16ページ)が描き下ろされ単行本化されました。

 カヴァー絵の通り(笑)、ヤマハSDR(2ストローク200cc独り乗り。1986~1988年生産)が主オートバイ。ノスタルジックだけど、作品テーマがノスタルジー(且つ未来志向?)だから鼻につかない。
 かつてバイク漫画家だった(?)作者らしく、さり気なくも的確なオートバイ描写。代表作『恋ヶ窪★ワークス』の主役&ボスも、1エピソードでゲスト登場。でもバイク漫画と言うより、オートバイが重要なアイテムだった片岡義男さんの小説の如き青春ストーリーかしら。甘酸っぱく、でも恋愛要素ほぼ皆無の(笑)。
 エピローグ(2年後?)も見事。青春の旅立ち(笑)の不安と希望を、さわやかに謳い上げて……。

 河口湖そば。主役は、高1女子。柔道に燃えていたが、入学早々(?)に左ひざを負傷し選手生命を絶たれたらしい。そんな彼女と弟は、2ヶ月前に亡くなった祖父の工房ハウスを隠れ家にしていた。
 日常に不自由しない程度(?)に、負傷も癒えた夏休み前。弟が隠れ家で、祖父が修理し終えていた品々を発見する。祖父は県内/近郊都県(?)から、古い思い出の機/器械(小物)を預かり修理していたのだ。なおかつ修理品を、自らヤマハYDS-1(1960年ごろ製?)に乗り届けると言う……。
 残された修理品を見て、自分が届けたいと思う主役。夏休みに普通二輪免許を取り、祖父のYDS-1も整備(してもらった)。お客の1人──浜松の高齢女性と連絡を取り、(亡き夫の)懐中時計をお届けして女性宅に一泊。意気揚々と帰途に就くも、もう一息の所でYDS-1が止まってしまい……。

 巻末には、コミックアース・スター(無料Webコミック)で連載中『のーどうでいず』第1話が。だからなのね(笑)。

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