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2017年1月23日 (月)

浅田弘幸『テガミバチ20』

Tegamibachi20 浅田弘幸『テガミバチ20』(ジャンプ・コミックス)を読みました。前に紹介している漫画の最終巻です。

 堂々の大団円。完全ハッピーエンド(?)じゃないのが、致し方なくも物悲しい──。

 久々に赤針──対象物の残留思念の如きを再生する──を撃つ主役。その結果、ヘッド・ビーの秘密やAG世界の太古の記憶を得る。
 しかし人々の奮闘むなしく、スピリタス──人工太陽に眠る超巨大な鎧虫の孵化を止められなかった。町・村ごと、人の「こころ」を喰い出すスピリタス。このままでは、AG世界中の「こころ」を喰いつくされかねない……。
 そこにノワール(元テガミバチ)と、摩訶(主役の相棒の姉)がやって来る。スピリタスに打つ心弾にするための、ありったけの手紙を空輸して。それら手紙の「こころ」を、そして自身に宿る精霊虫も込め(?)、心弾「光針」を撃つ主役。
 かつて無い心弾はスピリタスにダメージを与え、奪われた人々の「こころ」が逆流し戻ってくる。しかし倒しきれず、意識を無くした肉体に直接攻撃を受ける主役。それをかばい、致命傷を負う(外見は幼女の)相棒。主役は最後の心弾として、自分の心身すべて(?)と肉体を失った相棒の「こころ」を撃つ。命中するまでの瞬間、二人の「こころ」をいだく女帝──主役の母の「こころ」。心弾はスピリタスを倒し、破滅的な危機は去る。空には、以前よりも明るい太陽が輝いていた。
 ノワールの妹──主役たちの元大家も、奪われた「こころ」を回復し尚且つ脚が動くように。立ち上った彼女の胸に、主役&相棒の「こころ」の欠片(?)が降り注ぐ。かつての約束した通り、家に戻って来たのだ……。

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