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2012年1月12日 (木)

奈須きのこ『空の境界 未来福音』

Recalledoutsummer 奈須きのこ『空の境界 未来福音』(星海社文庫)を読みました。
 前に紹介している小説家(兼ゲーム脚本家)の、代表作『空の境界』の外伝小説です。2008年に個人同人誌で発表され、それを改稿したものだという。

 140ページ弱の、一エピソードとしても中編の一冊。さほど露悪的ではなく、比較的読みやすい。
 1998年の夏。二人(+α)の、未来が視える人物が登場します。それぞれ視えかたのタイプが異なり、一人は職業ボマー、もう一人は既存キャラクターである女子高校生が。主役(女)は前者と対峙し、主役(男)は後者と関わる。未来視の屁理屈的な定義づけは、これぞ奈須きのこ節だと堪能いたしました。短いながら(笑)。
 驚いたのは後日譚。本伝結末より、ずっと未来でもある。こちらは主役たちは未登場ですが、行く末の一端が如実に明かされます。読者サーヴィスですねぇ(笑)。

 ちなみに本伝は、『TSUKIHIME PLUS DISC』おまけテキストが初見でした。その後に、同人版の新書で全章を読みました(商業版は未読)。
 やはり同人版のドラマCDは聴きましたが──2011年に物故された川上とも子さんが式を演じた──、その他のメディアミックスには触れてません。

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