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2009年7月11日 (土)

インテリジェンス人生相談

Intelligencesoudan2Intelligencesoudan1 佐藤優『インテリジェンス人生相談─個人編&社会編─』(扶桑社)を読みました。知人にお借りして。
 前に紹介した作家が、文章(および一部は電話)で寄せられた相談に答えたものです。

 雑誌「SPA!」連載から80+3本を収録したものですが、加えての直接電話相談の20本は初出だそう。
 これまでの著書どおり、「インテリジェンス」は「情報」の意。相談文言という限られた「情報」に基づいて情勢判断し、最善策・次善の策……を導き出すという。
 読みやすく、ゆっくりでも一冊につき三時間ぐらいかしら。でも示唆に富んでいて、広い切っ掛けになり得る本。ほとんどの回で本人により、古今東西の本が引き合いに出されています。

 にこりともしないユーモア──(笑)など絶対に使わない──は、相変わらず。男性誌の人生相談フォーマットに則ってか──女性相談者もいたが──、「ヌききってから考え直せ」式の回答──で終わらないけど──も多々。ヴァリエーションで、「ウォトカを飲んでから~」なども。
 形而上の問題から下半身の悩みまで、糞まじめ且つアクロバティックに──32歳の家業手伝い女性に「大学図書館で男を引っ掛けろ」とか──、説得力ある(?)実践的な回答が為されています。

 「タマの大きい奴は性欲が強い」「人の優しさのタンク容積は決まっている」「運は外側からやってくる」「性格の偏りは直せない」なる旨の俗流言説が見受けられますが、それでもいいのです。現実の情報分析は定式のみならず、そういう世間知(?)をも含むものですから。神学部出身で哲学・論理学を学ばれてたようですが、そういう学者ではないのだし。
 そして中村うさぎさんを、「同志社大学の尊敬する先輩」として何度か引き合いに出していました(笑)。

# 「ドメバイ」って、一瞬「ドバイ」かと思ったよ!そんな略し方、初めて聞いた。

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