世界の終わりの過ごし方
ルーマニア映画『世界の終わりの過ごし方』(2006年)を観ました。BS2でやっていたので。
この手のタイトルに弱いです。「この世の果て~」とか(笑)。
おもしろかった。それなりに波乱もあるけど、大仰に展開するわけでもないのに。
チャウシェスク政権末期のルーマニア。平凡そうな家庭の、17歳の姉と7歳の弟を中心に描かれます。二人一緒の時だけでなく、それぞれの行動も。
姉は、周囲に同調しきれない人。いろんな意味で器量を有するものの、不器用な性分。常に反抗的ではないが、重要な場面でそつ無く振る舞えません。
弟は無邪気ながらも、自分たらんとする姉を信頼している様子。世界に対しても、無関心ではいられません。
停滞し発展は無いものの、深刻な困窮は無さそうな生活。自由は制限されてるものの、反政府的にならず適当に社会に同調していれば、ささやかに楽しみ穏やかに暮らせそう。
しかし、淡々とした日常に時たま顔をのぞかせる暗部。子供が国境越えをはかり、拘束されてしまう親(隣人)。反体制派の親を持つと噂される、一人で引っ越してきた高校生(隣人)。警察官(隣人)を忌み嫌う/すり寄る隣人。などなど。
姉の、後味の良い奔放さが良かったです。『少女リンダ』みたいに後味が悪いと、ね……。
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