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2008年4月30日 (水)

SEIKO メカニカル SARB031

 SEIKO メカニカル SARB031を、三月初旬に買いました。ぜんまい動力の腕時計です。
 元々は黒皮ベルトなんですが、同機種別型番の金属ブレスレットを部品注文し、交換しました。ヨドバシカメラで、時計が三割引の35200円(+13%ポイント発生)。ブレスレットは、おそらく定価の11812円(+13%ポイント発生)。

メカニカル SARB031 製品詳細 - セイコーウオッチ株式会社
http://www.seiko-watch.co.jp/p_search/detail/do.php?no=SARB031
★イソザキ時計宝石店★マイスター公認高級時計師(CMW)がいる最高技術の店(SEIKO MECHANICAL(セイコーメカニカル)-SARB031)
http://www.isozaki-tokei.com/seiko-sarb031.htm

Sarb031_1 上記イソザキさんサイトで写真を見、興味を惹かれました。「ボックス型ガラス」に、おおっと思ったんですね。
 最初はSARB030(金メッキ+茶皮ベルト)に、とても惹かれました。しかし普段使いをするなら──ずっと普段使いにはしないつもりだけど──、やはり金属ブレスレットのほうがいい。手を洗うにも、多少は気を使っちゃいますし。金メッキ本体に、ステンレス・ブレスレットを合わせるのも考えました。でも、さすがにねぇ……。
 普段使いを考えなければ、金メッキ+茶皮ベルトが最高なんですけどね。と後悔を引きずるかと懸念してましたが、いまは現コンビネーションに大満足(笑)。

Sarb031_2 で、その「ボックス型ガラス」。バブル・バック(ROLEX)ならぬ、バブル・トップですね。上の写真でも外周のゆがみ(じゃないけど)が見て取れますが、横方向から見るとこんなです。金だらいを、さかさまに被せたみたい(笑)。
 ガラスは、ハードレックス。サファイア・ガラスより表面硬度は低い──傷つきやすいそうですが、粘りがある──割れにくいそうな。ベゼル(ガラスを押さえつける、外縁リング)が無く、ガラスの高さもあるので、外縁も平面もぶつけちゃいそうですね。でも、杞憂でした。
 見にくいですが、ラグ(ベルト/ブレスレットと本体を接続する部分)外側に、ばね棒の穴の貫通が見て取れます。ラグ外側から、ばね棒を押せます。

Sarb031_3 正面から見れば、当然ゆがんで見えません。そもそも、普通は斜めから見ませんし(笑)。
 正面から見ると、変哲も無い平凡なデザイン。しかしベゼルが無い=文字盤が大きいので、実際より大きく見え、とても判読性が良いです。あとラグが板状に細いのも、より文字盤を目立たせてますね。(白文字盤といい、ちょっぴりIWCポート・フィノみたい)
 蓄光(いわゆる夜光)塗料は、まったく無し。でも文字盤と針・インデックスの色合い(?)により、真の暗闇でなければ苦もなく読み取れます。根元が太くて先端まで一直線に細まる時分針も、一瞬の判読性に一役買ってます。やっぱり、コンヴェンショナルなデザインは伊達じゃない。
 元から金属ブレスレットのSARB027を選ばなかったのは、SARB031のクリームホワイト文字盤が、SARB027のシルバー文字盤より良かったから。実際に見比べてみて。「クリームホワイト」といっても実際はパール・ホワイトっぽく、「シルバー」といっても実際はシルバー・ホワイト──アルミ梨地っぽい。まあ、わずかな違いですね(笑)。

Sarb031_4 裏蓋は、真ん中がハードレックス。いわゆる、シースルー・バック。中身が覗き見えますが、美しい機械でもなく特段うれしくもなし(笑)。
 ムーヴメント(中身の機械)は、型番6R15。SEIKOぜんまい腕時計の国内向けの中では、最も安価な機械でしょう。自動巻き+手巻き+ハック(秒針停止)+カレンダー表示。最大巻上げ時、50h駆動。回転錘(一番手前の半月盤。回転により、ぜんまいを巻き上げる)の刻印を見るに、末尾B型のマイナー・チェンジ版。回転錘に、コート・ド・ジュネーブ紋様が見て取れます(写真は正面からなので、分かりにくい)。それが、かえって安っぽく見えます(笑)。
 写真で上部の小円──中心軸受けが赤いルビーの──が、てんぷ。柱時計の振り子に相当する、時計の精度をつかさどる部分です。ひげぜんまい(動力ぜんまいとは別もので、すごく細い)が渦を巻いてますが、動いているので写真ではぶれてます。6振動のロー・ビート。いまは8振動の腕時計が多く、10振動以上のものはハイ・ビート。振動数が上がるほど、精度が上がる──姿勢変化など外部の影響を受けにくくなるそうな。その分、てんぷの磨耗も進むらしいけど。

Sarb031_5 ブレスレットの三つ折れ部は、プレス板ではなくソリッド(無垢)。伊達に高くないです。
 ブレスレットの駒も、すべてソリッド。弓冠(ブレスレットと本体の繋ぎ目)も。平面部はヘアライン(筋目)仕上げで、側面はポリッシュ(光沢)仕上げ。駒には筋彫りは無く、駒割りはROLEXデイトナ(三つ目のクロノグラフ)に似てるかしら。
 ばね棒がラグ穴の一つに嵌りにくく──ばね縮み先端が伸びにくく、苦労しました。

Sarb031_6 元々の皮ベルト。カーフ(子牛)皮ですが、表面に爬虫類っぽい(?)型押し(筋模様)が有ります。長いほうは裏面。金属ブレスレット・モデル(027,029)と皮ベルト・モデル(030,031)の定価差額は、たった2100円。そんなに価値のありそうな、皮ベルトには見えないんですけどねぇ……(笑)。
 全ステンレス金属ブレスレットは、全部で約85g。縮めるために外した分の駒が、20g弱。時計本体は、50gぐらい。ブレスレットの駒締結は、割りピンではなく棒+嵌合部品。嵌合部品は、小さい板を丸めたもの。早速、一つ飛ばして無くしちゃいました。

 同じ中身(6R15)なら、SCVS013の方が諸元が上でしょう。サファイア・ガラスだし(裏はハードレックス)、10気圧防水(SARB031は5気圧防水)だし。定価も一万数千円は安く、格好だっていい。
 ただ、ブルー・スチールの針と白い文字盤って、やっぱりNOMOSに見えちゃいます。それに一秒の間の細かい目盛りって、かえって判読に邪魔なんですよ。

 精度。一日で、どれだけ進み/遅れが生じるか。
 金属ブレスレットが入荷するまで、腕に巻かず平置きしてました。試行錯誤して、手巻きを一日一回30回転ほどで運用。ぜんまい時計を手巻きするのは、ン十年以上ぶりです(笑)。竜頭を巻く感触、いいものですねぇ。
 で、平置き手巻きの精度は、最後の約10日間で-1~+5秒。+1,+2秒が二回ずつで、他は一回ずつ。
 購入三週間後に金属ブレスレットに交換し、腕に巻くように──手巻きをしなくなりました。入浴中(と直前の洗濯中)と就寝中を除き、腕巻きしていました。
 で、腕巻き自動巻きの精度は、約一ヶ月で+-0~+16秒。もっとも、10秒以上進んだのは最初の約一週間だけ。その後の約三週間は、5秒以上の進みは二日だけ。機械の“あたり”がついたのか、はたまた気候条件が出荷時の調整に合っていたのか。
 放置してから、約55hで止まりました。50hを超えてからの精度は、確認していません。

 上にも書きましたが、大満足。勇気をくれたりモチヴェーションが上がったりはしませんが──そういうことを腕時計好きのタレントなどが言うのだ(笑)──、最も好きな腕時計になりました。
 でも普段使いは、KINETIC二本(5M63,5M65)体制に戻します。あらの多いKINETICですけど、いとおしいんですよ……。

# 本物──良いものを知らないって、幸せなことですねぇ(笑)。

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コメント

こんにちは、SARB031記事を探してたどり着きました、良いですねこれ、メタルバンドの白と思ったら革バンドの方が白でなく文字板クリームなのですね、クリームにメタルが無いのが残念、フェイスが手巻きGSに似てなくも無いので・・・厚みがもう少し薄ければ言うことなし、あちこち見たら品不足のようです、値段は35000円台が一番安いようです、購入思案中です。

投稿: 45gs | 2008年10月24日 (金) 09時43分

45gsさん、いらっしゃいませ。

 ウェブログを拝見するに、いろいろと素敵な腕時計をお持ちですねぇ。恐縮です……。

 SARB031が金属ブレスレットだったら、費用対効果的にも大満足だったんですけど。銀または黒文字盤が好きな方には、金属ブレスレットなのでお勧めですね。まあ、GSとは比べるべくもないでしょうけど。
 ボックス型ガラスは、やりすぎの“あざとさ”があります。古い腕時計だって、こんなに酷く(?)ないですよねぇ。まあ、気に入ってますけど(笑)。

投稿: 翡翠 | 2008年10月25日 (土) 01時55分

こんにちは当方も手に入れました、時計プレゼントベルトだけ実費、やはりこのスタイルすばらしい、ついでにカタログ貰ってきたらこれ型落ちしています、あとアルミ風メタルもカタログ落ち、革ベルトはアラビア文字が登場、生産数少ないと言う事はありえないか・・まだ市場在庫豊富ですものね、いずれはキャリバー9s55をと思っております。

投稿: 45gs | 2008年12月12日 (金) 11時35分

 おお、入手されましたか。お気に召されたようで、ほっとしました(笑)。
 ボックス型ハードレックス&薄型ラグのケースも、意外にも(?)使いまわしてきましたね。個人的には、ローマ数字インデックスは、安価な時計では難しいと思うのですけど……。

 9S55は、6R15に比べたら遥か高みですね!クロノグラフとスプリングドライブは別として、現行のSEIKOぜんまいムーヴメントの最高峰ですものね……。

投稿: 翡翠 | 2008年12月13日 (土) 23時41分

はじめまして。
夏ごろから気になっていたのですが、ようやく手に入れました。
ローマ数字が発表されたのでとりあえず現物を見てからと思い、
結局SARB031に決めました。
店頭でSARB027,SARB043と並べて散々悩みましたが、決め手は
文字盤でした。
SARB027よりSARB031の文字盤の方がコストが掛かっている様に
感じました。(私だけかもしれませんが)
だから価格差が\2100しかないのかなと勝手に思ってます。

ちなみにどのモデルもまだカタログ落ちしていません。
店頭のカタログは抜粋だそうで、手元にある08.12.SEには
ニューモデルのSARB044が載っていなかったりします。
業者用のカタログにはしっかり記載されています。

投稿: 4L75 | 2008年12月19日 (金) 22時10分

4L75さん、いらっしゃいませ。(CREDORのキャリバーなんですね!)

 おお。またもSARB031同士の、うれしい呼びかけが……。
 自分の地味な偏愛が、補強されてくような気がします(笑)。

 そう言えば、まだローマ数字インデックス版を実見していません。ついつい忘れてしまいます(笑)。
 カタログの件は、お教えいただきありがとうございます。さすがにカタログ落ちは、気分よくはないですからねぇ……。

投稿: 翡翠 | 2008年12月20日 (土) 00時20分

続きです。
12月に時計を買ったものの、革ベルトにはバックルを付けたいとの思いでいろいろ探していたのですが結構手間取りました。
SARA009のバックル単体がなぜか販売できないとの事で、ドルチェSAAK003のバックルを探し当てたものの納期が国内在庫なのに1ヶ月。
尾錠の幅が異なるのでベルトも買い替えかえる事に。
我ながら何やってるんだろうと思いつつ、ようやく使えるようになりました。

投稿: 4L75 | 2009年2月24日 (火) 21時25分

 Dバックルは、わたしは苦手です(笑)。着け外しで落とす危険は減りますが、平置きが容易に出来なくなるので……。
 Dバックルだった腕時計は、ベルトごとMORELLATO製のに替えてしまいました(笑)。

投稿: 翡翠 | 2009年2月24日 (火) 23時27分

こんにちはSBGW-005買ってしまいました、時計収集はこれで終わりです。ほぼ1ヶ月5秒と狂いません、ハイビートも出たようで45GSでも復刻しない限り時計は打ち止め!45万だすならロレよりGS、日本人なもので・・・・

投稿: 45gs | 2009年7月 7日 (火) 11時39分

 ウェブログ記事、拝見しました。素晴らしい!ブルースチール秒針が、クリーム文字盤に映えますねぇ。
 月差五秒以内なんて、普通のクォーツ時計以上だ……。手巻きだと巻き上げ量を一定に出来て、精度面でも有利なんですね。

投稿: 翡翠 | 2009年7月 7日 (火) 22時45分

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