2019年6月16日 (日)

平井和正・石ノ森章太郎(原作)/七月鏡一(脚本)/早瀬マサト・石森プロ(漫画)『幻魔大戦 Rebirth 9』

Genmarebirth09

 平井和正・石ノ森章太郎(原作)/七月鏡一(脚本)/早瀬マサト・石森プロ(漫画)『幻魔大戦 Rebirth 9』(少年サンデーコミックス スペシャル)を読みました。前に紹介している漫画の最新巻です。

 「ベアトリスの釵(かんざし)」を通して、1999年エド(東京)の終末を見る丈。お蝶(江戸時代からの時間跳躍者)に千波(遠隔催眠者)の人格を転移させ、お時──お蝶の身体に二人の統合人格を宿した人間を“産んだ”ベアトリス。彼女はトランシルヴァニア王国ルナの娘で、本来は地球サイキックのリーダーたり得た母親──“その時空”では娘である自身が務めたがコマ不足(?)で力及ばず──に相応しい(自身の誕生を閉ざし、救世主の産みの親となる)配偶者の家系の創造をお時に託す。東丈の家系が、お時により(肉体的にも?)産みだされたことを暗示して。
 で、お蝶のルーツは『新幻魔大戦』などで言及されましたっけ?お蝶すら、お時がルーツなのか否か……(卵と鶏?)。

 タイガーマンによるサイキック収容所に囚われる、ドナーら(主にアメリカの?)サイキックたち。そこでは、囚人の超能力が封じられていた。
 タイガーマン所長を訪ねて来る、シークレットサーヴィスのクローノ(≠ムーンライト)。彼女は、ドナーらCIAサイキックに加えイワン&スギムラの解放も要求。だが、逆に自身も囚われの身に。
 女性棟に収容されたクローノは、CIAサイキック及び同房のイチエ(や他の女性サイキックたち)を誘い反乱。持ち込んだベアトリスの釵の力で、能力の封印を破って。
 一方、男性棟のドナーも、封じられているはずの超能力を発揮──暴走し始めていた。本来の能力──テレパシーではなく、発火能力やPK(?)を用いて。その理由は、そこが物理的な収容所ではなかったせいらしく……。

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2019年6月 9日 (日)

Western Digital WD60EZAZ

Wd60ezaz

 Western Digital WD60EZAZ(リテール品)──3.5インチ6TBシリアルATA3.0ハードディスクを買いました。2019年5月初旬に、ノジマオンラインにて12960円(送料無料)で。
 前に紹介したWD30EZRZ(3TB)の後継となる、低発熱・静音・省電力をうたうWD Blueラインの製品です。

WDの6TB HDD「WD60EZAZ」が発売、256MBキャッシュ搭載 - AKIBA PC Hotline!
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/1171011.html

 上述WD30EZRZがパンパンになり、4TBじゃ追いつかないだろうと容量2倍の6TBに(笑)。例によって玉突きで、1代前の3TBを週1ミラーリングに転用。2代前の2TBは、随時ミラーリングに回して。

 まっさら状態でPCに内蔵(6Gb/s接続)したところ、FromHDDtoSSD「完全スキャン」に4h10mかかりました。WD30EZRZの7h15mと比べ、大幅な短縮(同一容量比3.5倍弱)。HDD内蔵メモリーキャッシュ量が、4倍の256MBに増えたからなのか否か……。

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2019年6月 2日 (日)

川西ノブヒロ『バスルームのぺペン6』

Pepen06

 川西ノブヒロ『バスルームのぺペン6』(ヤングジャンプ コミックス)を読みました。前に紹介している漫画の最終巻です。

 大団円。やさしい世界で、やさしい人/妖怪が紡いだ物語りの。

 父と(担当編集者が)音信不通になり、居るはずの(母の)いなかを訪ねる主役たち──子ども3人&ペペン(&担当編集者)。そのクルマの屋根に、小豆洗い&あかなめも張り付いて(笑)。到着し(回想ではなく初登場の)母と再会するも、やはり心ここにあらず。目的の父は、「常世」へ行くとの書き置きを残していた。
 一方、かつて気まずい別れをした幼なじみと再会する主役。5年前に母が亡くなり、母の実家に街から引っ越していたらしい。だが、主役は気づいてなかったと。幼なじみは、ペペン&あかなめに「おきな」の正体が自分であることを明かす。
 幼なじみ曰く、常世とは「黄泉の国」のこと。いなか──山は常世と繋がることが有り、客人(マレビト)──妖怪たちが出現するのだと。どうやら父は、常世に母(妻)の魂を見つけに行ったらしい。しかして幼なじみは、(主役の)母の魂を抜いたのこそペペンであると告げて……。

 巻末には、描き下ろし(?)オマケ漫画が4ページ。完結直後が2ページで、近未来(?)が2ページ。成人し逞しくなった(?)主役の旅に、ペペンも同道していて……。

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2019年5月26日 (日)

きゆづきさとこ『棺担ぎのクロ。追憶旅話』

Hitsugikatsugiex

 きゆづきさとこ『棺担ぎのクロ。追憶旅話(ツイオクタビノワ)』(まんがタイムKRコミックス)を読みました。前に紹介している漫画の、拾遺エピソード巻です。

 雑誌掲載7回分(6エピソード?)+描き下ろし1エピソード。前者の内、本伝『懐中旅話』後が3エピソード。ニジュク&サンジュがおらず、主役が手袋をしていない。
 描き下ろしは、絵本の如き「“空想手記”ニジュクとサンジュのたびのきろく」。空を旅する、二人が観た景色が描かれた。

 本伝後エピソードでは、“でんせんびょう”の残滓も少しく見られます。主役たち二人は、(新たな)被害は受けないけど。
 また、コウモリの「十年余りの旅」なる台詞も。と言うことは、主役は二十歳前後なのね。“D”みたいに、長く旅してると思ってました(笑)。

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2019年5月19日 (日)

カトウタカヒロ『ジンメン10』

Jinmen10

 カトウタカヒロ『ジンメン10』(サンデーうぇぶり少年サンデーコミックス)を読みました。前に紹介している漫画の、最新から一つ前の巻です。

 敵味方の複数が退場する本巻。大きな謎明かしは無く──仄めかしは有るけど──、前巻を受け展開&伏線回収している。

 不二山体内。「四季族」最強(?)の巨大ヘビに攻めたてられ、大ピンチの主役たち一行。かつてのリクルーター弥蛇山(ミダヤマ)にジュウメン化──を飛び越す不可逆の獣(キリン)化を強いられた飼育員は、思考力を失う前にと捨て身で攻撃。応じる巨大ヘビは、山体内の内部構造──スパイラル通路を破壊。敵味方ともども、最下層付近(?)まで落下する。
 そこで、ついに目の前に姿を現す「ぶたえんちょー」。すぐ下に、目指す「オオカガミ」が有るぞと煽る。巨大ヘビも無事で、加えて四季族の残り1頭である巨大ヘラジカが再臨(山頂の巨大牛は、死んでないが無力化されてる)。ますますの形勢不利かと思いきや、主役たちに一時的共闘を持ちかける巨大ヘラジカ。「ぶたえんちょー」の計画進行を見て、自らが理想とする弱肉強食──人・動物・ジンメン・ジュウメンが入り乱れる──が実現されないと理解したゆえの裏切りで……。

 巻末には、5ページ読み切り(?)漫画。飼育員同士の、かつての恋バナほのぼのコメディが切ない……。

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2019年5月12日 (日)

日之下あかめ『エーゲ海を渡る花たち1』

Aegeanseaflowers01

 日之下あかめ『エーゲ海を渡る花たち1』(METEOR COMICS)を読みました。
 前に紹介したネット連載漫画の初巻です。作者にとっても、「初の単行本」だと言う。

 15世紀の地中海ヨーロッパ。ルネサンスおよび「大航海時代」が始まっているが、いずれも本格化する前。まだ地中海が海上交易の中心であるも、東地中海の覇権をオスマン帝国に奪われつつある時代。
 それらの時代(および風俗・地理などの)考証を、綿密にしているらしい本作。フィクションだけど、あり得ただろう時代劇(?)として。そんなリアリティを抜きにしても、意気投合した主役二人──生まれ育ちや性格が異なる──の旅の道中が楽しい本作です。

 イタリア半島北部フェラーラ侯爵領。商家の娘リーザ(16歳)は、外の世界に強く憧れる(当時の女性としては)変わり者。だが「男ではないと船乗りにはなれない」し、(乗客となる)「巡礼もまだ早い」年齢。そんなリーザ念願の旅が、同年代の異国の娘との出会いで動き出す。
 クルム(クリミア半島)南端ジェノバ領で、生まれ育ったオリハ(西での通り名)。家の付き合いでジェノバ軍人の三男に嫁ぐが、ジェノバに着いたら夫となるべき人が亡くなっていた。貴族の争いに巻き込まれ(?)て。嫁ぎ先には余裕が無く、そこを出て語学力(ラテン語とギリシア語)を買われボローニャで働き口を得るオリハ。帰郷しない覚悟でいたが、オスマン帝国によるコンスタンティノープル陥落(1453年)を受け、家族の安否が心配に。まだクルム自体は支配されていないのだが、クレタ島(ヴェネツィア領)に逃げ出した人々もいると耳にして……。
 ヴェネツィアに行く途中、フェラーラに立ち寄るオリハ。そんな彼女──(男性商人や女性巡礼者ではない)異国の同年代の娘を見かけ、大いに興味を引かれるリーザ。ぶしつけ(?)なリーザに当初は警戒したオリハだが、純粋な好奇心および親切心を理解し意気投合に至る。やがてオリハは、クレタ島へ行く船を見つけられない悩みをリーザに打ち明け……。

 「あとがきまんが」は4ページ。没案や、主役二人の初稿デザインが興味ぶかい。「ガール・ミーツ・ガール」だが、百合展開は無いであろうと想像できる(笑)。

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2019年4月28日 (日)

東本昌平『雨は これから vol.4』

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 東本昌平『雨は これから vol.4』(モーターマガジン社)を読みました。前に紹介している漫画の最新巻です。

 今回のカヴァー絵は、ホンダCB400Four。作中、色っぽいサーファー中年(?)女性が乗っている。
 主役および周辺で、ちょっとした変化がある本巻。新キャラクターも、続々登場する(笑)。

 なじみの喫茶店マスター初老(?)男性が、オフロード競技用ホンダCRF(100cc)を購入。若い頃モトクロス選手だったそうだが、いままでバイクに興味ないよう見えていたと驚く主役。マスターの、ダートトラック走行に付きあう。後々、周辺人物も巻き込んで。
 主役の住居に出入りする30弱女性は妹(新登場)に、ジジイ(60弱の主役)と何してんのと怒られる(主役も)。しかし妹は、主役の昔なじみ70バイク乗り男性(新登場)に惹かれたようで……(笑)。
 漫画6作目を、出版社に持ち込む主役。すると従来くそみそ言ってきた担当女性が、初めて一定の評価を与える。賞参加(?)のために変更──主役を男から女に変えページを半減するようを求めて来るが、前者は出来ないと断る主役で……。

 今回の書き下ろし巻末エッセイは、漫画家になる前と思しいプチひも(?)エピソード。夜に風俗アルバイトをしている(と付きあい初めて知った)デパート店員との、少々ほろ苦い。

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2019年4月21日 (日)

川西ノブヒロ『バスルームのぺペン5』

Pepen05

 川西ノブヒロ『バスルームのぺペン5』(ヤングジャンプ コミックス)を読みました。前に紹介している漫画の、最新から一つ前の巻です。

 次巻で完結。そのクライマックスに向けて、伏線回収され始める本巻。過去に少しく回想された主人公の(仲たがいした)幼なじみも、ちょこっと登場して。
 描き下ろし(?)2ページ漫画「とくべつふろく」で、本編までの時間経過の捕捉も。2年前に生まれたばかり(?)のペペンが主人公の母──の故郷で──と出会い、間も無く(?)母は心を喪失。1年前に父が母(妻)の故郷に看病のため引っ越し、ペペンと出会い交流を重ねる。そして父により主人公の下に送り出され、本編に繋がると。

 ペペンの仕切りで、主人公のドッキリ誕生パーティを開催。だがその日は、1年前にペペンがやって来た日でもあった。ゆえに同時に、ペペンへのドッキリ1周年パーティも催されて……。
 その1周年を受け、回想される街までの旅程。公共交通機関を用い「遠杉村」から7h。主人公の父も同道するはずが母(妻)にアクシデントが生じ、途中から1人旅に相成ったと。普通の人には見えない──認識されないけど、ちゃんと旅費を払って(笑)。

 巻末には上記「とくべつふろく」の他に、読み切り版8ページ×2編も。ペペンの食に関する初体験──回転ずし&宅配ピザを堪能する。

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2019年4月14日 (日)

手塚治虫(原案)/ゆうきまさみ(コンセプトワークス)/カサハラテツロー(漫画)『アトム ザ・ビギニング09』

Atomthebegin09

 手塚治虫(原案)/ゆうきまさみ(コンセプトワークス)/カサハラテツロー(漫画)『アトム ザ・ビギニング09』(ヒーローズコミックス)を読みました。前に紹介している漫画の最新巻です。

 「タイムスリップ」って、本家アトム(漫画)でもしてたんですね。あとがきでカサハラさん、その「アトム今昔物語」を受けた展開だと書いています。好きなんだと。
 そして衝撃の展開。ゴーストダビング(『攻殻機動隊』)も真っ青の。作中でも、読者が抱くであろう懐疑のツッコミが先回りして為される(笑)。

 少年ロボットの手がかり情報は、嘘ではないが釣り餌であった。別の目的で、お茶爺をホーチミン市へ呼び寄せるための。ヴェトナム人「天才ハッカー」の目的は、(警備ロボットを)改造し仕立てた医療ロボットの不具合──一時的フリーズの再現および悪化の解消にあった。そのロボットのコードを、お茶爺が開発したプログラム言語で書いていたからと……。
 現地ハッカーおよび(義兄弟的)姉の医師と接し、彼女らの善性を感じ取ったお茶爺および天馬&お茶の水。まずは協力することにし、A106を医療ロボットに有線接続。するとA106は医療ロボットにシステムを「取り込まれ」、全機能を停止。相手システムと融合し、強制切断すればA106のクラッシュを免れ得ない状況に。
 様子見する中(舞台となる)ハッカー姉の個人病院(?)に、近隣の大病院院長が訪ねて来る。病院が貧者たちを格安(または無料?)で治療するので、以前から悪徳院長が嫌がらせを繰り返していたのだ。取り巻きのギャング(?)に、ハッカーの太ももを撃たせる院長。(すでに事情も聞いていて)激怒したお茶の水は、通じない日本語で院長に猛抗議。取り巻きから「大嫌いな」日本人らしいと聞き、自らお茶の水を撃つ院長。1発で額の真ん中に命中し、当然お茶の水は昏倒。微塵の躊躇・後悔も見せない院長に、逆に動揺する取り巻きたち。その隙に、(院長たちより前に聴取来ていたが、一緒に銃で脅されていた)刑事たち2人が反撃。近隣少年(?)の協力も有り、院長たちを取り押さえる。
 お茶の水を手術室に運び込み、医療ロボットをA106から切り離し再起動しようとした刹那。フリーズしていた医療ロボットが覚醒。A106と接続されたまま、自律的に緊急手術を開始。脳幹上部の弾丸を摘出。しかし空しくも、お茶の水は脳波停止。だが時を同じくして(?)、お茶の水は近年から胎児の頃にまで及ぶ記憶をよみがえらせていた。その中には、忘れていた記憶──「大災害」直後の天馬との初対面も有って……。

 巻末には、「ランラン日記」なる描き下ろし漫画が2ページ。A107が、大好きなラン(お茶の水の異母妹?)の日常をストーキングしている(笑)。

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2019年4月 7日 (日)

トクマルシューゴ『TOSS』

Toss

 トクマルシューゴ『TOSS』(完全限定生産)を聴きました。
 前に紹介している自作自演歌手の、2016年10月に出たフル・アルバムです。

SHUGO TOKUMARU TOSS
http://www.shugotokumaru.com/toss.html
トクマルシューゴはなぜすごい? 異常なまでの研究心に迫る - インタビュー  CINRA.NET
https://www.cinra.net/interview/201611-shugotokumaru

 全11曲43分。ボーナスMP3(ダウンロードURL封入)3分弱。ボーナスMP3も含め、インストゥルメンタル3曲。前シングル2曲を収録。
 明るくキャッチーな曲が、多いと感じた本作。もちろん、そうでない曲も有り多種多様。ライヴではなく音源時点で、他ミュージシャンとの協業が多く有ったのが珍しい(?)。

 「LITA-RUTA」は、前シングル付属DVDに制作過程が収録されていた曲。ミュージシャン10人弱が協業しており、常にも増して、軽快で明るく楽しい曲に仕上がっています。
 「TAXI」は、つんのめるような感じが逆に(?)心地いい(笑)。「HOLLOW」も同様。
 「CHEESE EYE」は、無声映画のコミカルBGMの如きインストゥルメンタル。
 「DODY」は、ギター2本(?)のインストゥルメンタル。哀愁を感じさせるも、フラメンコ曲の如く情熱的。
 「BRICOLAGE MUSIC」は、本作で最もトクマルさんの公的イメージに近い曲かしら。楽器らしくない音が多く鳴り、いわゆる「おもちゃ箱をひっくり返したよう」で。

 BonusToss.mp3は、トクマルさんらしくない(?)エレクトリカル且つ勇ましい感じ。何気に、新境地を最も感じさせる。

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