2012年5月28日 (月)

スタンリー・キューブリック『博士の異常な愛情』

 アメリカ/イギリス映画『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』(1963年)を、初めて観ました。BSプレミアムでやっていたので。
 前に紹介しているスタンリー・キューブリック監督の映画です。タイトルからマッド・サイエンティストの大活躍を期待してましたが、ほとんど違いますねぇ(笑)。「博士の異常な愛情」なる邦題からして、意図的か否か誤訳ですし……(副題は、意味どおりの直訳っぽい)。

 VFX──ミニチャー爆撃機および背景映像の合成は、同じ監督の『2001年宇宙の旅』(1968年)に比して格段に“しょぼい”です。それも意図してなのか、“カウボーイ”少佐による極限ロデオの滑稽さをいや増してるけど(笑)。
 現実のキューバ危機(1962年)などが、どの程度の影響を本作に与えたのか。やや喜劇的に核報復戦略をシミュレートし、救いがたい“愚直さ”を思考実験して示す……。途中まで、そんな印象で観てました。敵の性悪説を前提に用意した戦略が、味方への性悪説の適用を(原理的に)徹底でき得ないゆえに──それをしようとしたのがスターリン?──自滅の危機に瀕する。そんな展開だったので。
 でも、違うようにも感じますねぇ。単純に落語の如き滑稽噺なのかも、と。江戸の長屋の住人も、アメリカ大統領および「ベスト&ブライテスト」らも大して変わらないと……。

 アメリカ及びソヴェト間の核抑止は、大々的な全面報復を前提としていた。どちらかが核攻撃した場合、やがて双方によるICBM・戦略原潜・戦略爆撃機などを総動員した全面核戦争へと至るのも辞さない。そうならないために、それが可能な即応体制を維持して対峙する二律背反。「汝平和を欲さば、戦への備えをせよ」の警句を、極限までに拡大解釈した……。
 当時のアメリカ戦略空軍は、B-52をソヴェト周辺──ギリギリ文句を言われない辺り?──に24h滞空警戒させていた。ICBM/SLBMの命中精度がまだまだだったからなのか、核爆弾を積んだ最新鋭の大型爆撃機を。ある時、そんな当直部隊(?)の滞空警戒中34機に「R作戦」──核攻撃命令が下る。
 (架空の?)「R作戦」とは即応時の指揮系統混乱・遅延──大統領が核攻撃を命令し実行されるまでの──を想定し、そんな場合に当直(?)戦略爆撃部隊司令が発動できる作戦であった。発動後の滞空警戒爆撃機は、当該司令部の暗号命令しか受け付けなくなる。当該司令部は外部との接触を断ち、基地攻撃に備える。それが当該司令(将軍)──滑稽な反共陰謀論の強迫観念に凝り固まり人知れず正気を失った──により、先制攻撃を受けたと欺瞞され(?)報復の「R作戦」が発動されたのだ。
 放っておけば数時間後に、ソヴェト連邦ICBM基地に対して核攻撃が為されてしまう。大統領および統合参謀たち(?)は、当該司令部に中止命令を出させるため基地への攻撃命令を下す。並行してソヴェト大使を呼びソヴェト首相にホットライン電話をかけ、率直に事情を明かして爆撃機の撃墜を依頼する。もしソヴェトが核攻撃を受けると人類「絶滅装置」が、文字どおり機械的に発動してしまうと明かされたので。秘密裏に配備されソヴェト国内でも公式アナウンス直前だったため、とち狂った司令も考慮してなかったのだ……。
 「絶滅装置」とは特殊な核爆弾により、全地球規模に放射能の雲(?)を93年間持続させるものであった。その兵器の胆となる根本概念ゆえに、「絶滅装置」の解除は不可能(あるいは短時間では困難?)である。果たして、その発動は防げるのか──。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年5月27日 (日)

連続アニメ『機動戦士ガンダムUC』episode 1~3

 連続アニメ『機動戦士ガンダムUC』episode 1~3(2010~2011年)を観ました。録画BDを知人にお借りして。
 原作小説など他メディア展開は知らず、本物語には本作で初めて触れました。タイトルの「UC」は、「宇宙世紀」と「ユニコーン」の二重語意なんですね。

 おもしろいですね。宇野常寛さん(と仲間たち?)は、「40歳以上を対象とした、中年慰撫の搾取アイテム」なる旨で腐してますけど。
 とは言え、フォーマットの旧さとオマージュ──『ガンダム』自己パロディのあざとさは否めませんね。それらを差し引いても、大変おもしろかったと。遠い記憶の『ガンダムF91』──無印『ガンダム』に次いで好きな──に劣らぬぐらい。

●良かった点。
 主役(少年男子)と年長者の対話。父親、エコーズの中佐、ロンド・ベルの少尉(ぼんぼん)、強化人間らとの。論理と感情の、どちらにも振れすぎていなくて。フル・フロンタルとすらも、抑制的な描写だったし。対してフル・フロンタル側近やビスト一族(のAE側)らは、さらに“はっちゃけ”て露悪るのかしら?
 ワンオフ/少量生産MSの、見せ場演出。ユニコーン、四枚羽、デルタプラスなどの。シナンジュは、「三倍の速度」や「胴前蹴り」の演出がねぇ……。
 量産MSの描写。オプション武装が素敵。特に連邦側の非可変機の、任務・配置ごとに違えた思しき。
 少しくの宗教への言及。宇宙開拓初期の、秘密礼拝所(?)の十字架が示されたりと。第二次“ヨーロッパ”大戦の、焼き直し色が濃かった無印『ガンダム』。製作が冷戦下とあって、対ファシズム思考が未だ広範囲で強力だったためか。冷戦終結後は宗教原理主義の(日本における)再発見もあって、テロルと絡めてフィクションでも無視できなくなったけど(『ガンダム00』は、ステロタイプな原理主義の描写が酷かった)。宇宙世紀おいては、ジオニズムが宗教の役を果たしていると。たとえそれが、提唱者から乖離した曲解・誤用であっても……。
 「流星のナミダ」。栗山千明さん唄う、episode 1のED曲である。リリース時にチラ聴きした──元Clownfishこと中山豪次郎さん作曲だったので──時は何も感じなかったけど、エンディングに合っていたので。これが不発ゆえにロック路線へと移行した(?)、栗山さんにとっては黒歴史かもしれませんけど(笑)。

●判断保留の点
 主役とオードリー・バーンの関係。立ち上がり悪くないけど、あだち漫画的な爽やかトライアングル・ラヴに発展してたらいいな(笑)。
 「ラプラスの箱」とビスト一族。前者について主役はフル・フロンタルとの対話で、戦略思考/技術/兵器の如きを洞察していたけど……。

●悪かった点
 自己パロディ。既述の如く、総じてフル・フロンタル絡みのシャア名場面模倣の。ネェル・アーガマとの人質交渉や主役との対話など、折角いい人格描写なのに……。
 貴種流離譚。描写レヴェルでは成功してるけど、フォーマットとしての古くささがねぇ。既にして、三氏から出てきてるし……。
 ボーイ・ミーツ・ガール。そして、宝探しクエスト(「ラプラスの箱」を求める過程の)。貴種流離譚と同じ理由で。それらの成否判断は、既述の如く保留だけど。
 アナハイム・エレクトロニクス。連邦・ジオン以上に、便利に使い過ぎでしょ(笑)。

# 総じて高クオリティな本作だけど、BGMはepisode 2・3冒頭のぐらいしか印象に残ってないなー。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2012年5月24日 (木)

木城ゆきと『銃夢Last Order Vol.17』

Gunmmlo17 木城ゆきと『銃夢Last Order Vol.17』(イブニングKCDX)を読みました。前に紹介している漫画の最新巻です。

 ZOTT──森羅天頂武闘大会が決着。八年前に出た第5巻で、開幕したものが漸く。作品内では、数週間しか経ってないと思しいけど(笑)。

 マイクロ・ブラックホール、出ましたねぇ(笑)。しんしんさんが、前巻についてコメントされたとおりに……。「他の次元と往ったり来たり」云々は、5次元文庫のアセンション云々みたいで嫌だなー。「月まで突き!(掌だけど)」なる旨(?)の、シンプルだった描写の方が好き(笑)。
 しかしトリニダードの、カラリパヤットが描かれなかったのが残念。掌を対手の顔に吸い付かせて(?)捻るのが──M.C.も仕留めた「螺旋」の如きが、その技の一つなのかしら?中国武術を究めたメトセラな吸血鬼が、敬意を表した程の技量である筈なのに……。

 ザレム及びクズ鉄町の平面座標が、本巻の描写から推測できますね。地球真裏の軌道エレヴェーター基部プラントがチラリと描かれ、インド洋上──赤道上とは限らない(第3巻「地球軌道連合体」概説を参照)──と明記してあることから。緯度・経度から、中米から南米の北部。まあブラジルあたりかなと。

# ペイン大佐、すっかり忘れてたなー(笑)。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2012年5月21日 (月)

Born in The '60s 2011.10.09 at Zepp Sendai

Borninthe60ssendai 音楽DVD『Born in The '60s 2011.10.09 at Zepp Sendai』(本編135分+特典映像45分)を観ました。前に紹介したthe pillows主催イヴェント・ツアーの第二弾で、全五バンドが揃った──と言うか今回は仙台の一公演のみのライヴDVDです。
 特典映像は、メンバー14名格付けチェック。本編はリニアPCM音声で、特典はドルビー2ch.。

 出演バンドは、前回と同一。本編は、今回は16曲が収録。各バンド3曲ずつに加えて、おおとりの「LITTLE BUSTERS」(ピロウズ)は全バンドが登壇し、加藤ひさしさん(THE COLLECTORS)も主唱してました。

 ピロウズの「Ritalin 202」は、聴き覚えの無い曲でした。未発表曲かしら?
 怒髪天の「枯レ葉ノ音」は、ソリッド且つタイトなロックがチョー素敵。演奏も歌も、近年(?)標榜する「リズム&演歌」調──も悪くはない──ではなくて。
 TOMOVSKYさんでは、ベースを双子兄の大木知之さん(Theピーズ)が弾いてました。その他のサポート三人は、前回と同じ(?)若そうな男女が三人。そして御本人、当日の朝に頭髪を脱色したそう。また本番前(?)に、水割り日本酒入りSPペットボトルをこしらえたり(笑)。
 コレクターズは、同年新譜からの「地峡の歩き方」がチョー格好よかった!道徳的なことを嫌味なくストレートに、でも捻って唄っていて。朗々たる高音の加藤さんだから、余計に歌詞が入ってくるし(笑)。
 Theピーズは、まあ普通に良かった(笑)。
 おおとりの「LITTLE BUSTERS」は、古市コータローさん(コレクターズ)がヌンチャク演武を決めてました(笑)。大勢があふれる舞台で、かなり格好よく様になって。また後奏を引き延ばして、前回より一段増しの四段ピラミッドを作ったり。大柄ぞろいのコレクターズは、最下段に三人・二段目に一人と全メンバーを供出して(笑)。

 特典の「格付けチェック」は、今回は元日版(朝日放送)の完全コピー。利きシャンパーニュ/牛肉/ヴァイオリン/真珠と、全四問の。ふざけたアイマスクや、おちょくったテロップ文言もコピーして。
 司会は、今回も鈴木淳さん。完全コピーはレヴェルが高く、内容も面白かった。三千万円のヴァイオリン(銘柄不明)で、「LITTLE BUSTERS」が弾かれてたり(avexパワー?)。
 しかし特筆すべきは、アシスタント女性のマアサさん(誰?)。クリスタル・ケイさんを少しくコンパクト&安っぽくさせた感じ(笑)──日焼け肌に金髪ソバージュの──で、ボディコンシャスにストッキング&ガーターベルトの。酔ったシンイチロウさん(ピロウズ)が、そのマアサさんに露骨に抱き付いたり。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年5月20日 (日)

壇蜜『Nymphomania 3』

Nymphomania3 壇蜜のグラヴィアDVD『Nymphomania 3』(本編81分+特典映像8分)を観ました。前に紹介しているグラヴィア・アイドルの、単独四枚目のDVDです。

 同名シリーズ三作目であり、内容──露出・疑似……・クオリティなどは前作を踏襲。加えて新趣向も有り、堪能いたしました。屋外(旅館の敷地内?)露出プレイとか(笑)。
 撮影地は、洋館(?)と温泉旅館の二つ。後者は伊豆急の蓮台寺駅が最寄りで、南伊豆の下田と思しき。
 小芝居が時々あり。さほど一貫性が無い、「駄目」「まだ」と言った程度の。

 セミヌード作品ですね。バックヌード、透け乳首、アンダー剃毛済みと思しきギリギリ下着/水着などの。透け乳首は、はっきり色を透かせないもの。しかし形──シルエットは、横アングルのシャツ越し逆光でクッキリ透かせてました。斬新(?)な演出だね(笑)。
 バックヌードも含め、今回は尻推しかなあ。垂れる寸前で、少々だらしない(笑)。ひも水着──かろうじてリップを隠すほどの──の全ケツだったり、バックヌードで尻肉に打たせ湯したり(笑)。
 疑似……は、手しごき(バスタブ給湯口)・口唇(棒キャンディ/ラクトアイス)・愛撫(女性の手で胸・尻への)・結合(表情)などの。二人同時による愛撫では、あえぎ声も出してました。手しごきは湯船に浸かってなので、びっしり汗ばんだ顔の方がセクシーで。
 露出プレイは、コートの下にムタンガみたいなスリングショット水着という。私有地内とは言え、すぐ門外の公立学校と思しきを背にして。軽い痴女プレイだね(笑)。

 特典映像は、スティル撮影風景が主。少しく、メッセージや映像撮影風景も有る。
 スティル撮影は、「もっこりカメラマン」こと野澤亘伸さん。TVバラエティ番組でも、二度ほど見たことある。撮影で興が乗ってくると、自身もパン一──ビキニ水着(と靴下)のみで吠えながらシューティングする(笑)。TVのように野澤さんが脱ぎだす映像は無かったけど、大浴場内ではビキニ一丁でした。それよりも結構かわいい女性アシスタント(?)が、ビキニ+Tシャツ姿でいてドキッとしたけど(笑)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年5月17日 (木)

森恒二『自殺島7』

Jisatsutou07 森恒二『自殺島7』(JETS COMICS)を読みました。前に紹介している漫画の最新巻です。

 密かな自殺幇助者についても、とりあえず片が付く本巻。次なる展開へと繋がるけど。
 その前には、ごく近い小島(無人島)での山羊・鶏の捕獲、連れ帰っての飼育開始エピソードが。久々の(?)薀蓄と、めずらかな牧歌的情景──鹿狩りの緊張感とは異なり──を提供してくれる。
 しかしその後には、無法者への後味の悪い粛清エピソードが続きます。でも結果的に、感動エピソードへと転じてしまう(笑)。

 全般を通しては、主役の独白──仲間といる時に心中での──が多い巻でした。そこで、「僕らも/この自然の/一部だ」なる気づきを得る主役。TVアニメ『Zガンダム』における主役の言の如き、(西洋的な?)人間を自然の破壊者として峻別することへの異議申し立てと思しき……。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年5月14日 (月)

世界の傑作機 No.148 グラマンF8Fベアキャット

Seketsu148 「世界の傑作機 No.148 グラマンF8Fベアキャット」(文林堂)を読みました。
 十年前──平成14年には「No.94 グラマンF7F/F8F」が出ていますが、今回は待望のベアキャット単独フィーチャーです。

 大戦機の中では二番目ぐらいに好きな、アメリカ艦載機であるベアキャット(一番目は鍾馗。やはり二番目ぐらいはFw190A)。第二次大戦にギリギリ間に合わなかったものの──最初の実戦部隊が空母で向かう途上で日本が降伏した──、ホーカー・シーフューリー(イギリス艦載機)と双璧をなした究極のレシプロ戦闘機(らしい)。しかしシーフューリーよりも不遇(?)で、実績(制空戦闘機としての)・エアレーサー戦績ともに(量的に)劣っていたらしいと言う……。
 ブルーズ──アメリカ海軍のアクロバット展示飛行部隊「ブルーエンジェルズ」の二代目機としても、1946年から三年間使われた本機。またレシプロ飛行機のFAI(低空)速度記録も、いまもってレアベア──本機改造のエアレーサーが出した1989年の850.25Km/h(!)が最高であるそうな。

 ゼロ戦を叩き潰したF6Fヘルキャット──いわゆる「グラマン戦闘機」と同じ二千馬力級エンジンを用いながら、大幅に軽量・小型化した後継たる本機。そうは言っても日本機のような細さは感じられず──雷電・紫電改などインターセプター(迎撃機)は太いけどね──、太く(ゼロ戦より)短い胴体は佐山サトル(初代タイガーマスク)の如きチビマッチョ(?)を思わせます(笑)。
 しかし小さな機体ゆえの武装・(爆弾など)積載量の貧弱さ、重積載時の航続距離の短さは如何ともしがたかったと。それらの点でヴォート製F4Uコルセアはおろか、グラマンがベアキャットの手本としたFw190A(ドイツ)にも劣っていたようです。

 記事内では、烈風──開発が間に合わなかったゼロ戦の後継機との比較もされています。ゼロ戦の最強幻想が捨てきれず水平面の格闘戦に拘り、垂直面の高速横転に劣ったであろう烈風では(一撃離脱とロッテ戦術において)本機に敵わなかったであろうと。
 むしろ日本海軍の切り札は、紫電改5型──エンジンを誉からハ43に換装した──であったろうと。しかし同じ誉を積んだ疾風(陸軍機)より50km/h遅かった紫電改に、それだけのポテンシャルが有ったかしら……。

 本書の海軍・海兵隊のF8F装備部隊史を読むに、旧式のF4Uを本機の後に装備する部隊が少なくありませんでした。中には、F4U→F8F→F4Uと機種転換していった部隊も。勿論より高年式のF4Uに更新されてるんだけど、旬を逃した純戦闘機ゆえの悲哀を感じますねぇ……。

 朝鮮戦争時は、純戦闘機はジェット化されてました。空軍はF-86セイバー、海軍はF9Fパンサーと。対地攻撃にはF4Uが重用され、ゆえに出番が無かったベアキャット。やっとの実戦は、第一次ヴェトナム戦争におけるフランスへの供与機としてだったと。
 大戦中は、ヴェトミンを支援していたアメリカ。戦後にフランスが植民地支配に戻さんと介入すると、反対のフランス側を支援し始めます。共産化ドミノを恐れて。その一環で供与されたベアキャットが、1951~1960年に使用されたと。F4Uは戦闘攻撃機として現役だったため、余剰の本機が回されて。
 当初フランス軍は、イギリスが接収していた隼II/III(日本陸軍機)も短期間用いたそうな。その後はスピットファイアやモスキート(共にイギリス軍機)、P-63C(アメリカ陸軍機)などを経て本機が使用されたと。地上攻撃機として全くの不適格ではないながらも、対戦闘機戦闘で最強をめざした故の小型軽量化が仇なした戦場であったと……。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年5月13日 (日)

AACSプロテクトがV28(+α?)までリヴォーク

 (ディジタル録画DISCの)AACSプロテクトが、V28(+α?)までリヴォークされたようです。5月に出た、aacskeys-0.4.0e.zip内のドキュメントによると。

 PCのBDドライブのP-MKB(Drive Partial MKB)を、不注意でAACS V28に感染させてしまいました。お借りしたSONY製レコーダー録画のBD-REをマウント(挿入)し、MKB_RW.infでAACS版数を確認した時に……(プレイヤー等は非起動)。
 すると、自前のV20録画BD-RE“でも”BDAVバックアップが不可能になりました。「Host has been revoked!!!.」のメッセージと共に。

 ネット検索すると、P-MKBの上位感染が原因であるらしいと。そこで冒頭で触れた最新aacskeysを導入すると、V28録画BD-RE“でも”BDAVバックアップが可能になりました。
 そこでBDAVバックアップに必要なソフトウェア類一覧を整理し、ふたたび(修正を数えれば三度)掲載します。(※はBDAVオーサリング用途で、バックアップには不要)

  date       time        size      filename
---------- -------- ------------- ----------------------
2012/05/06 10:39:58       221,696 aacskeys.exe
 0.4.0e
2007/07/25 21:47:32        10,314 BackupBluRay.jar
 BackupBDAV063.rar内(非最新)
2009/10/31 19:51:26        64,000 BD2FW.exe
※21(m2ts→BDAVオーサリング用)
2009/10/28 13:17:02       193,536 BDAV BackupGUI Beta.exe
 β版 014
2009/05/22 20:19:24        53,248 bdavinfo.exe
 Version1.1
2010/04/28 02:32:50        70,656 bnlba.exe
 latest
2010/09/22 13:38:34       201,728 cBackupBluRay.exe
 ver 0.43
2008/10/13 11:54:56        57,344 chotBDAV.exe
※ver.0.60(m2ts→BDAVオーサリング用)
2012/05/08 09:07:39           177 CPSKey.cfg
 自動生成ファイル(aacskeys)
2008/01/07 23:37:42        49,152 dumpbn.exe
 BackupBDAV063.rar内(067内と同)
2012/05/08 09:00:26           124 guiForBackupBDAVforV1.cfg
※自動生成ファイル(GuiForBackupBDAVforV1)
2009/11/01 12:32:58       450,560 GuiForBackupBDAVforV1.exe
※ver1.65(chotBDAV用GUI)
2012/05/06 10:10:16           240 HostKeyCertificate_PS3.txt
 aacskeys-0.4.0e.zip内(AACS V28対応。HostKeyCertificate_PS3.txtリネーム)
2012/03/14 22:13:30     1,177,600 libeay32.dll
 aacskeys-0.4.0e.zip内(OpenSSLライブラリ)
2012/03/01 00:10:58           999 ProcessingDeviceKeysSimple.txt
 aacskeys-0.4.0e.zip内(AACS V28対応)

 ちなみにP-MKBが上位感染しても、マウントした録画BD-REには上位感染しないようです。MKB_RW.infを確認したところ、家電レコーダーの場合と違って。
 でも、BDを無思慮にマウントしちゃ駄目ですねぇ。今回は、たまたまV28までリヴォークされてたから良かったけど。セルBDでは、V30のも出てるようだし……(観ないけどね)。

 と言う訳で、MKB_RW.inf確認用に外付けBDドライヴが欲しいなあ(笑)。でも最低8000円ぐらいと、ポータブルでも割りと高価だし……。
 それならばと、5インチDISCドライヴ用ケースを物色。順送りで、余剰ドライヴ──いまは無いけど──をあてがえば良いかと。下記ページのぐらいしか、まだ見つけられてないけど……。

5インチドライブケース[RATOC].url
http://www.ratocsystems.com/products/case.html

# さらにちなみに、DMR-BW690(Panasonic製レコーダー)のファームウェアを2月版(最新)に更新しました。AACS版数は上がらず、意図的に上位感染させたV20のままでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年5月10日 (木)

功成り名遂げた知人

 山口義正さん。オリンパス粉飾決算が暴かれる切っ掛け──最初のスクープ記事を書いた(らしい)経済ジャーナリスト。その方、かつて身近に接していた人でした。

講談社BOOK倶楽部:サムライと愚か者 暗闘オリンパス
http://www.bookclub.kodansha.co.jp/books/topics/olympus/
サムライと愚か者 暗闘オリンパス事件 山口義正 講談社
http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2175894

 上掲書の書評を新聞で読み、10日以上経ってから「あれ、ひょっとしたら……」と感づきました(笑)。ネット検索して顔写真と経歴(出身地/大学など)を確認し、「あの人だ!」と。と言っても長らく音信不通なので、直接お祝いを述べることも出来ませんが(笑)。
 まあ縁遠くなっても、知人が功成り名遂げるのは嬉しいものですね。他人に仮託した、むなしい自慢かもしれませんが(笑)。

# さほど詳しく知りたい事件でもないけど、上掲書は入手しておくかなあ。持ってるディジタル・キャメラ、二台ともオリンパス製だし(笑)。すぐ読まず、積みになるだろうけど……。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年5月 7日 (月)

小津安二郎『お早よう』

 日本映画『お早よう』(1959年)を観ました。BSプレミアムでやっていたので。
 前に紹介している小津安二郎さん監督の映画です。やや短尺で、めずらしく子どもが前面に出ている。

 落語を思わせます。長屋ご近所ドタバタの。立川談志さん(直近)の言を借りれば、人間の業を肯定する如き。子ども・男の愚かさのみならず、あまり落語では扱われない(?)女に特有“とされる”陰湿さも描いた。結果オーライの結末だけど、わたしには『浮草』の方が後味いいなあ。
 TV普及で「一億総白痴化」なんて、時代を感じさせる台詞も(当時、すでに人口1億以上なのね)。ガス炊飯器&木製おひつ。“ナショナル”白黒ブラウン管TVの惹句「14型高性能遠距離用」。中学男子が猿股(トランクス?)。おばさん──お母さん方の普段着が着物。などなども当時を感じさせて。

 多摩川(鶴見川?最寄り駅は八丁畷)沿い堤防下の、賃貸と思しき同型平屋の団地(?)。そこに、小中学生の仲の良い兄弟が居た。兄弟および友だちの中学生二人──隣近所の──の間では、おなら遊び(?)がブームであった。他人に額を指圧されると、「プウ」と放屁する(笑)。
 また彼らの間では、隣近所のTVのある家に大相撲を観に行くのもブームであった。自宅にTVが無いゆえに、とっぽい(?)若いカップルが住む家へと。異質なカップルを白眼視する母親たは、行かないようにと戒めるのだが……。
 放課後にイギリス語を習いに行くと出掛け、さぼってTVを観に行く兄弟。幾度かばれ、とうとう両親からこっ酷く叱られる。口ごたえする兄に対し、余計なことを言うなと怒る父。「お早う」など挨拶に続く大人の世間話も、余計なものだと反論する兄。言い合いはエスカレートし、トーク・ストライクへと突入する兄弟。両親たち家族どころか、友だち・その親・先生らとも一切しゃべらなくなり──。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«アニメーション映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』